エド・シーラン、妻へのプロポーズが失敗しかけた過去を語る
エド・シーラン、妻へのプロポーズが失敗しかけた過去を語る

 2021年10月29日に待望のニュー・アルバム『=(イコールズ)』をリリースするエド・シーランが、12日に公開されたノルウェーとスウェーデンのトークショー『Skavlan』の最新エピソードで、2017年に妻のチェリー・シーボーンにプロポーズをした時の心境などについて語っている。

 当時恋人だったチェリーの両親は30年間結婚しておらず(現在はしている)、彼女が結婚という形にこだわりがなかったこともあり、エドがプロポーズしようと決めた時は、“はい”と言ってもらえるか本当に不安だったそうだ。「片膝をついて、“結婚してくれますか?”って言ったら、彼女が、“ふざけてるの?”って反応したのを覚えてる。長い沈黙があって、僕は、“お願いだから”って言ったんだ」と彼は当時を振り返っている。

 「これまでに感じたことがない人間らしさを感じたよ。僕は仕事柄“これってできるかな?”と言えば、周りからは“はい”って言われることが多いんだ。それが当たり前になってしまうんだけれど、そんな中、“結婚してくれますか?”って文字どおり膝をついて言うようなシチュエーションに直面したんだよね。あまりにも大きな人生の決断を一瞬でしなければならない。ありがたいことに、彼女は“はい”って言ってくれたよ」と彼は続けている。

 また、プロポーズのために準備していた舞台がほぼ全て水の泡になってしまったことも明かしている。「その日は大雨だったんだけれど、(プロポーズのために)庭の端にパーゴラ(つる棚)まで建ててあったんだよ。夕日にパーゴラ、ワインを少し(という想定で)。でも大雨になってしまって」と彼は語り、「彼女に“散歩に行かない?”って言い続けてたんだけど、その都度“嫌よ!”って言われてさ。僕はそれでも“え、でも散歩に行きたくない?”って。時間がなかったんだよ、指輪に日付を入れてしまったから、“絶対に今日中にやらなくちゃ!”って思っていた。とうとう午後9時になってしまって、 “なんだよこれ!”って感じだったよ」と話している。

 4年間の交際後、二人は2019年1月に結婚した。2017年に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で首位を獲得した「パーフェクト」はチェリーを歌った曲だ。2020年8月には長女のライラ・アンタークティカ・シーボーン・シーランが誕生している。エドはポッドキャスト『Open House Party』で二人目の子どもの可能性について、「一人生まれただけでもとても幸運だったと思っているから、言うまでもなくもっと欲しいとは思うよ。でも一人だけでも幸運だ。だから他に何も起こらなかったとしても、僕はすごく幸せなんだよね、基本的に」と答えている。