デイヴ・グロール、ハヌカー企画でドレイクの「ホットライン・ブリング」をカヴァー
デイヴ・グロール、ハヌカー企画でドレイクの「ホットライン・ブリング」をカヴァー

 デイヴ・グロールとプロデューサーのグレッグ・カースティンが、ユダヤ教の行事であるハヌカーを祝うため、ユダヤ系アーティストによる楽曲を毎日1曲ずつカヴァーする『ハヌカー・セッションズ』をYouTubeで配信している。全8曲を予定しているこの企画の第2弾として彼らは、ドレイクの2015年の大ヒット曲「ホットライン・ブリング」を公開した。

 意外かもしれないが、ドレイクは母親がユダヤ人で、インタビューなどでも自分のルーツについて語っている。幼い頃にユダヤ人デイ・スクールに通い、バル・ミツワーの儀式を経験している彼について、2020年12月11日にYouTubeで公開された動画のキャプションには、「知って驚くかもしれないけれど、このスーパースターは実は……カナダ人なんだ。彼は自分がM.O.T.(Member of the Tribe、一族の仲間)であることを隠したことはない。だから一世代のユダヤ人の親たちは自分の子どもたちに、“ドレイクがバル・ミツワーの儀式のために時間を割いて勉強したなら、あなたもできるよね”って言えるね。レディース&ジェントルメン、“challah at your boy”(“連絡しろよ”を意味する”holler at your boy”とハッラーパンをかけたダジャレ)……ドレイク!」と紹介されている。

 公開されたカヴァー動画では、グロールがドラムとボーカル、カースティンがキーボードを担当しており、スタジオでのレコーディング風景と、ドレイクのミュージック・ビデオのダンスをグロールがメノーラーを持ちながら真似しているユーモラスなカットが青味がかった映像で捉えられている。

 グロールはユダヤ系ではないが、カースティンはユダヤ系で、この企画の第1弾ではビースティ・ボーイズの「サボタージュ」、ドレイクの次の第3弾ではマウンテンの「ミシシッピー・クイーン」、第4弾では本人も登場するピーチズの「Fuck the Pain Away」が公開された。今年のハヌカーは12月10日から18日にかけて行われている。