【ビルボード 2020年年間Streaming Songs】YOASOBI「夜に駆ける」2.7億回再生で首位 Rin音/ Novelbright/ yamaら若手もチャートイン 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【ビルボード 2020年年間Streaming Songs】YOASOBI「夜に駆ける」2.7億回再生で首位 Rin音/ Novelbright/ yamaら若手もチャートイン

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【ビルボード 2020年年間Streaming Songs】YOASOBI「夜に駆ける」2.7億回再生で首位 Rin音/ Novelbright/ yamaら若手もチャートイン

【ビルボード 2020年年間Streaming Songs】YOASOBI「夜に駆ける」2.7億回再生で首位 Rin音/ Novelbright/ yamaら若手もチャートイン


 2020年年間Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、YOASOBIの「夜に駆ける」が首位を獲得した。

 「夜に駆ける」は、小説投稿サイト『monogatary.com』発の“小説を音楽にするユニット”として始動したYOASOBIのデビュー曲。原作小説は星野舞夜による『タナトスの誘惑』で、ミュージックビデオは藍にいなが手掛けた。2019年12月15日に配信リリースされた同曲の本格的なブレイクは約4か月後、当チャートでは3月23付に91位でデビューしている。背景にあるのは春先から拡大し始めたTikTokの影響力で、SNSユーザーを起点としたバイラル・ヒットを経由し、ストリーミング・サービスやYouTubeなどのプラットフォームを横断して訴求したことがチャート・アクションからも窺える。当チャートにおける首位獲得回数は15週で、年間の再生回数は275,142,806回を記録した。

 続く2位はOfficial髭男dismの「Pretender」で、再生回数は266,370,645回を記録。同曲は2019年の年間“Streaming Songs”でも2位をマークしており、改めて根強い人気を示した。バンドはほかにも、4位に「I LOVE...」、7位に「宿命」、8位に「115万キロのフィルム」、9位に「イエスタデイ」を送り込んでおり、トップ100内では最多の11曲がエントリー。1曲のメガヒットが過去曲の掘り返しを促し、さらには以降の新曲のプレゼンスも底上げするという、ストリーミング時代特有のヒット・モデルを体現し、国民的アーティスト“ヒゲダン”としての人気を牽引した楽曲だといえるだろう。

 3位には、同じく2019年からロングヒットしているKing Gnuの「白日」がエントリー。2019年の年間“Streaming Songs”では3位に入っており、こちらも2年連続で同じ順位をマークした。そして4位のOfficial髭男dism「I LOVE...」を挟み、5位に入ったのはLiSAの「紅蓮華」。2019年4月に放送開始されたTVアニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマで、10月に公開された映画『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』主題歌の「炎」の社会現象的なヒットとも連動し、11月9日付には週間再生回数のピークを更新するなど、とりわけ2020年後半の加速が目覚ましかった。なお、10月12日に配信された「炎」は早くも18位に入っており、次年度集計の半期および年間チャートへの上位入りにも期待できそうだ。

 1位の「夜に駆ける」や6位の瑛人「香水」など、2020年はTikTokやYouTubeなどの動画プラットフォームを起点としたヒットが多く生まれた。トップ10以下では、21位のRin音「snow jam」、22位のNovelbrightの「Walking with you」、24位のyama「春を告げる」などがそれにあたる。これらはTikTok上のUGC(ユーザー生成コンテンツ)がミームなどで拡散し、加速度的にリスナー層を拡げていった楽曲で、TuneCore JapanやThe Orchard Japanなど、インディペンデント・アーティスト向けの音楽ディストリビューション・サービスを活用している点も共通している。また、20位のDISH//「猫 ~THE FIRST TAKE ver.~」がまさしくそうであるように、YouTubeの一発撮りチャンネル『THE FIRST TAKE』の人気がチャートに与える影響力も大きかった。

 振り返れば2019年までのストリーミング・サービスでは、あいみょん、King Gnu、Mrs. GREEN APPLEなどを筆頭に、フェスやライブハウスのシーンを賑わせた若手アーティストのブレイクスルーが目立っていたが、2020年はコロナ禍の影響でリアルイベントが開催できず、代わりにSNS、動画プラットフォーム、ストリーミング・サービスといったような、オンライン上のメディアを複合的に駆使できるアーティストが次々に台頭してきた。こうしたデジタル・ネイティブな姿勢は今後も定石であり続けるだろうが、一方で少しずつではあるものの、リアルイベント復活の兆しも見え始めており、現行型と旧来型のヒット・モデルの共生や相乗効果、そして、その先に生まれるかもしれない新しいエコシステムが、2021年の注目すべき動きかもしれない。


【Billboard JAPAN Streaming Songs of the Year 2020】トップ10
1位「夜に駆ける」YOASOBI(275,142,806回再生)
2位「Pretender」Official髭男dism(266,370,645回再生)
3位「白日」King Gnu(235,985,704回再生)
4位「I LOVE...」Official髭男dism(235,133,624回再生)
5位「紅蓮華」LiSA(218,975,190回再生)
6位「香水」瑛人(198,397,282回再生)
7位「宿命」Official髭男dism(162,861,855回再生)
8位「115万キロのフィルム」Official髭男dism(157,094,252回再生)
9位「イエスタデイ」Official髭男dism(154,837,100回再生)
10位「裸の心」あいみょん(144,728,009回再生)


集計期間:2019年11月25日(月)~2020年11月22日(日)
※()内の数字は集計期間中のストリーミング数となります。
※総合ソング・チャート“HOT 100”のストリーミング指標と動画再生指標およびストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”では、一部サービスにおけるデータを無料ストリーミングと有料ストリーミングで分けて集計し、それぞれ異なる係数を乗じているため、再生回数の合算によるランキングとは異なる場合があります。


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