カニエ・ウエスト/イーロン・マスクらのTwitterがハッキング被害、詐欺勧誘のメッセージを表示
カニエ・ウエスト/イーロン・マスクらのTwitterがハッキング被害、詐欺勧誘のメッセージを表示

 現地時間2020年7月15日に、カニエ・ウエスト、億万長者のイーロン・マスク、米民主党大統領候補のジョー・バイデンといった有名人のTwitterアカウントがハッキングされた。

 ハッキングされたアカウントは「コミュニティに返金する」という同じ内容をツイートし、仮想通貨関連詐欺と思われる。ビットコインのウォレット・アドレスを共有し、Twitterユーザーに送金額を2倍にすると伝えている。元マイクロソフトCEOのビル・ゲイツ、アマゾンCEOのジェフ・ベゾス、バラク・オバマ前米大統領、元ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグ、そしてアップルやウーバーなどの企業のアカウントも影響を受けている。

 ツイートが最初に表示され始めてから約1時間後、Twitterサポートは「調査中で、措置を講じている」とセキュリティーに関わる重大な出来事であると認識していると投稿している。そして「わかり次第、みなさんにお知らせします」と続けていた。

 メッセージに関連付けられたウォレット・アドレスは定期的な動作を示しており、一部のTwitterユーザーが詐欺に遭った可能性がある。仮想通貨取引の公表を行うBlockchain.comによると、このアドレスはこれまでに11万ドル(約1180万円)を受け取っている。