【米ビルボード・アルバム・チャート】ポップ・スモーク遺作が初登場1位、ミュージカル『ハミルトン』サントラが自己最高位記録 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【米ビルボード・アルバム・チャート】ポップ・スモーク遺作が初登場1位、ミュージカル『ハミルトン』サントラが自己最高位記録

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【米ビルボード・アルバム・チャート】ポップ・スモーク遺作が初登場1位、ミュージカル『ハミルトン』サントラが自己最高位記録

【米ビルボード・アルバム・チャート】ポップ・スモーク遺作が初登場1位、ミュージカル『ハミルトン』サントラが自己最高位記録


 故ポップ・スモークの『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』がNo.1デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 本作『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』は、今年の2月22日付チャートで7位にデビューしたミックステープ『Meet the Woo 2』から5か月、スタジオ・アルバムとしては初となるデビュー作で、首位獲得も初の快挙。TOP10入りは、その『Meet the Woo 2』に続く2作目のランクイン。

 ポップ・スモークは、今年の2月19日に米ハリウッド・ヒルズの自宅で射殺され、帰らぬ人となった。本作は、彼のデビュー作にして遺作ということになる。先週7月9日には、米ロサンゼルス市警察が成人男性3人と未成年の少年2人を逮捕したと発表している。

 『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』の初動ユニット数は251,000で、そのうち190,000がアルバム・ストリーミング(SEA)、3,000が楽曲によるユニット数(TEA)、59,000がアルバム・セールスだった。セールスには、公式ウェブサイトで販売されたグッズによるバンドルが含まれている。

 2020年度の週間ユニット数としては6番目に高い記録で、ヒップホップ・アルバムとしては、リル・ウージー・ヴァートの『エターナル・アテイク』、エミネムの『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』次ぐ3番目の記録更新。

2020年度 週間ユニット記録
ザ・ウィークエンド『アフター・アワーズ』(4月4日 / 444,000ユニット)
BTS『MAP OF THE SOUL : 7』(3月7日 / 422,000ユニット)
リル・ウージー・ヴァート『エターナル・アテイク』(3月21日 / 288,000ユニット)
エミネム『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』(2月1日 / 279,000ユニット)
レディー・ガガ『クロマティカ』(6月13日 / 274,000ユニット)
ポップ・スモーク『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』(7月18日 / 251,000ユニット)

 また、2020年度の週間ストリーミング数としては、4番目に高い2億6,844万再生(190,000ユニット)を記録している。

3月21日:リル・ウージー・ヴァート『エターナル・アテイク』(278,000ユニット / 4億420万再生)
3月28日:リル・ウージー・ヴァート『エターナル・アテイク』(239,000ユニット / 3億4,872万再生)
5月16日:ドレイク『ダーク・レーン・デモ・テープス』(201,000ユニット / 2億6,910万再生)
7月18日:ポップ・スモーク『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』(190,000ユニット / 2億6,844万万再生)

 死後、同アルバム・チャートで1位を獲得したヒップホップ・アーティストは、1996年に「ヒップホップ東西抗争」と題され大きな衝撃を与えた、2パックとノトーリアス・B.I.G.、それから2018年6月18日に銃殺された、エクスエクスエクステンタシオンの『スキンズ』に続く4組目の記録達成。なお、次週は昨年12月に死去したジュース・ワールドの遺作『レジェンズ・ネヴァー・ダイ』(7月10日発売)が上位にランクインする可能性が高く、早くもその記録が更新されるかもしれない。

 続いて2位に上昇したのは、ミュージカル『ハミルトン』のブロードウェイ・オリジナル・キャスト盤。7月3日にディズニー公式動画配信サービスDisney+で映画版が世界同時配信され、前週比294%増の102,000ユニットを記録し、14位から2位へ再浮上を果たした。102,000ユニットのうち、32,000がアルバム・セールスによるもので、売り上げも前週から592%も増加している。アルバム・ストリーミング(SEA)は67,000で、週間視聴回数は9,041万再生を記録した。

 本作『ハミルトン』がこれまでに獲得した最高位は、【第70回トニー賞】で最多11部門での受賞を果たした翌週、2016年7月2日付チャートの3位で、今週約4年ぶりにその記録を更新したことになる。その他の作品含め、オリジナル・キャスト盤が3位を上回ったのは、2011年の『ザ・ブック・オブ・モルモン』(3位)以来約9年ぶりで、1969年に通算13週のNo.1をマークした『ヘアー』に次ぐ、歴代2番目に高い順位となる。

 ストリーミングがユニット数に加算されるようになった2014年12月以降のチャートでは、オリジナル・キャスト盤による週間ユニット数の最高記録を更新。なお、これまでの最高記録も、本作が2016年7月2日付チャートで打ち出した62,000ユニットで、自己最高記録を更新した。週間セールスは、本作が2017年1月14日付チャートで獲得した37,000を上回ることができなかったが、それに次ぐ高成績となる。

 発売日から最高位の2位を更新した日数としては、故トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのベスト・アルバム『グレイテイスト・ヒッツ』(1993年11月16日~2017年10月21日)に次ぐ歴代2番目に長い記録で、2015年10月17日付チャートで12位にデビューしてから、通算250週目のランクインを達成している。オリジナル・キャスト盤によるランクイン数としても、1990年から1996年までに331週を記録した『オペラ座の怪人』のロンドン・キャスト版に次ぐ、歴代2番目のロングランとなる。

 ニールセンが集計をはじめた1991年以降、オリジナル・キャスト盤による週間セールスが32,000を上回ったのは、本作『ハミルトン』含め5作のみ。なお、『ハミルトン』は6週間(6回)30,000を超える週間ユニットを記録している。『ハミルトン』のストリーミングを除くセールスのみの記録は、これまでに197万枚(ダウンロード)を売り上げている。

 先週、5週目の1位を記録したリル・ベイビーの『マイ・ターン』は3位にダウンし、以下ダベイビーの『ブレイム・イット・オン・ベイビー』、ポスト・マローンの『ハリウッズ・ブリーディング』とヒップホップ・アルバムが続く。先週56位から2位にジャンプアップしたリル・ダークの『Just Cause Y'all Waited 2』は、デラックス・エディションのリリース効果による初週ユニット数が激減し、36%減の27,000ユニットで10位に急落した。

 前述にもあるが、次週は ジュース・ワールドの遺作『レジェンズ・ネヴァー・ダイ』が上位にランクインする可能性が高い。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、7月17日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』ポップ・スモーク
2位『ハミルトン:アン・アメリカン・ミュージカル』サウンドトラック
3位『マイ・ターン』リル・ベイビー
4位『ブレイム・イット・オン・ベイビー』ダベイビー
5位『ハリウッズ・ブリーディング』ポスト・マローン
6位『アフター・アワーズ』ザ・ウィークエンド
7位『ファイン・ライン』ハリー・スタイルズ
8位『ザ・ゴート』ポロ・G
9位『エターナル・アテイク』リル・ウージー・ヴァート
10位『Just Cause Y'all Waited 2』リル・ダーク


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