ハリー・スタイルズ、バレンタインデーに強盗に遭った経緯を明かす
ハリー・スタイルズ、バレンタインデーに強盗に遭った経緯を明かす

 2020年3月2日にSiriusXMの『ザ・ハワード・スターン・ショー』に出演したハリー・スタイルズが、2月14日にナイフを突きつけられて金品を奪われたと報じられた件について自身の口から事件の経緯を説明した。

 ハリーは、「友人の家から徒歩で帰宅途中だった。自宅まであと5分くらいのところに差し掛かったら、フードをかぶって顔を隠したりしている数人の男性がいて、“ちょっと変だな”って思ったんだ」と当時を振り返り、その時点で聴いていた音楽を止めて周りの状況に気を配ったと話している。そして、「その男たちが道を渡ってきたから、“変だな”って思って。歩き続けたら、僕に追いつこうとする足音が聞こえてきた。だから僕も道を渡ったら、あいつらも道を渡ったんだ」と説明している。

 その段階で彼は、「あー冗談じゃねぇ、これ強盗に遭うんだな」と思ったそうで、相手が一人だったと報じられているのは間違いで、集団だったと強調している。その内の一人がハリーに、“大麻は吸うか?欲しいか?”と話しかけてきた。彼がノーと言うと男たちに周りを取り囲まれ、何を持っているか聞かれたとのことだ。

 ハリーは仕方なく現金を渡したが、彼のヘッドフォンに目をつけた男たちは、今度はコードが繋がっていたスマホのロックを解除しろとナイフをちらつかせながら要求してきた。「悪いけど、それはできない」と彼が答えると、相手は“10秒やる”と言い、カウントダウンを始めた。

 スマホのロックを解除すべきか、素早い判断を迫られたハリーは、信号が青になって2台の車が近づいてきた瞬間に道路に飛び出し、助けを求めた。車は止まらなかったが、彼はそのまま自宅近くのヴィレッジ・エリアまで走り続け、男たちは現金が手に入ったからか追っては来ずに引き返して行ったと彼は話している。ハリーに怪我はなかった。

 精神的に動揺したものの、これからも普通に生活するつもりだと彼は話し、「翌日も散歩に出掛けたよ、あれのせいで歩くのをやめたくなかったし。家にいる時は夜に歩き回っていることが多いよ、すごく好きだから」と語っている。