メジャー・レイザーの公演で銃声、ディプロが緊迫の瞬間を捉えた写真を投稿
メジャー・レイザーの公演で銃声、ディプロが緊迫の瞬間を捉えた写真を投稿

 2020年2月25日にブラジル・サンパウロのカーニバルで行われたメジャー・レイザーのライブ中に、客席から銃声が聞こえたため、会場に一時緊張が走った。警備員が体を張ってディプロを背後から守っている緊迫した瞬間を捉えた写真を、本人がインスタグラムに投稿している。https://www.instagram.com/p/B9CeDt3nYKn

 ディプロは、まずポルトガル語で、「カーニバルのような喜びと幸せの瞬間に、負傷した人たちがいたことを知り、とても悲しい気持ちだ。自分はブラジルに20年間来続けているが、いかなる暴力行為を目撃したのは今回が初めてだった。だが、我々はカーニバルの精神がもたらす自由をこれのせいで終わらせるわけにはいかない」と綴り、続いて英語で、「ここはタフな国だ。防弾で、もしかしたら無敵かもしれない。(神の)恩恵を受けていることは確かだ。実際この15分後、医療チームが大丈夫だという確認を取ってから、サンパウロのみんなのためにショーをするべくステージに上がる準備はできていた。でもそこで、まるでブラジルが泣き出したかのように、雷と稲妻が降り注ぎ始めた。来年会おう、サンパウロ、俺たちがみんなのことを愛しているのはわかっているだろう」とコメントしている。

 メジャー・レイザーは、サンパウロのウェスト・ゾーンで開催されていたストリート・パーティーで、トラックの荷台からパフォーマンスを行なっていた。現場に居合わせたカメラマンAmauri Nehnは、ディプロがメンバー紹介をしている最中に、「銃声を聞いた誰かが、(メジャー・レイザーの)3人の上にいた人たちに向かってかがむよう警告した。そして自分は彼を守る警備員の写真を撮った。若い男性一人が腹を撃たれ、若い女性一人が足を撃たれた」と地元メディアUOLに話している。その後コンサートは中止になり、サンパウロ公安当局によると、銃を撃ったとみられる男性一人が窃盗未遂の罪で逮捕されている。