北村匠海(DISH//)、初ソロ写真集の発売記念イベント「僕という存在は“あなたと僕”で成り立っている」
北村匠海(DISH//)、初ソロ写真集の発売記念イベント「僕という存在は“あなたと僕”で成り立っている」

 北村匠海(DISH//)初のソロ写真集『北村匠海 写真集 U&I』の発売記念イベントが、2019年9月28日に東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで行われた。
その他画像

 今作は、2017年3月から『週刊ザテレビジョン』でスタートした連載「take me, take you」の未公開カット、奄美大島での撮りおろし写真で構成されおり、19歳から21歳の北村匠海が収められている。東京のイベント前にはマスコミ向け囲み取材が行われ、イベントでは約1500人のファンと交流。なお、東名阪会場合計で約3000人のファンが参加する。

◎囲み取材
<写真集について>
Q:初のソロ写真集『北村匠海 写真集 U&I』が発売されると決まった時、どんな気持ちでしたか?
――2017年3月から『週刊ザテレビジョン』さんで連載させてもらっている中で、いつか集大成みたいなものを出そうという話はずっと出ていました。ただ今回は奄美大島で撮影した写真だけで構成された写真集になると最初思っていて、連載が載るとは思ってなかったんです。でも連載も含めて、176ページに及ぶ一つの作品になるということで感慨深いものがあります。

Q:完成した写真集を見た感想は?
――19歳から21歳までの僕が詰まっているんですけど、僕が見ても恥ずかしくなるほど顔が変わっています。19歳のころの写真は、ものすごくギラギラしているんです。目が野心に燃えていましたね(笑)。映画『君の膵臓をたべたい』(2017年)という大きな変化があった作品に出たあとだったので、気持ちが高ぶっていたのか、ものすごく顔つきがとがっています。そういう意味で、写真集というか記録集に近くて、僕自身も楽しめる内容になっているので、やっと皆さんのところに届くと思うとうれしいです。

Q:奄美大島で撮影されたということですが、印象的なエピソードを教えてください。
――奄美大島は以前、番組で行って以来すごく好きな場所なんです。今回1泊2日の弾丸日程で行ったんですけど、海がきれいで、生き物たちもすごくのびのびしている中で、ファッショナブルな服を着て。奄美を旅行している気分もあ りつつ、その中でちょっと異質な存在となって撮影できました。それが写真にも表れていると思います。

Q:写真集『U&I』の一番お気に入りのページは?
――真っ赤な布をつないで作った服を着ているカットです。3mぐらいあるローブみたいな服で、それを何重にも体に巻いてそのまま海に飛び込みました。奄美の島の雰囲気の中に、真っ赤な自分がいるというアンバランスなところが好きです。

Q:写真集のタイトル『U&I』に込めた思いを教えてください。
――僕という存在は、撮ってくださる皆さんがいて、話を聞いてくださる皆さんがいて、応援してくれるファンの皆さんがいて、一緒に音楽を作る仲間たちがいて、僕だけじゃなく“あなたと僕”で成り立っているという思いが込められています。ファンの皆さんへの思いから付けたタイトルではありますけど、僕を取り巻く様々な人々のことも考えて付 けました。

Q:写真集に点数をつけると?
――点数は難しいですね(笑)。1st写真集として自分の思い出に残るものになりました。19歳からの自分が載っているというのもすごいですし、ファッションの写真も日常的な部分も写真に収められたと思うので、僕はすごく満足しています。

<俳優業・音楽の仕事について>
Q:役者として、ミュージシャンとして活躍されていますが、その比重はどんな感じですか?
――俳優とミュージシャンの比重は同じですね。映画の撮影中にもツアーがあったり、楽曲制作をしていたりしますし。音楽は北村匠海として表現していて、役者は別の人格で表現する。表現という括りは同じですけど、全然違っていて面白いです。両方とも自分には欠かせないものになっていて、好きだからこそ、やれているんだと思います。

Q:今後の目標は?
――音楽と役者の仕事両方とも、自分の納得いくものを作っていくことです。あと、30歳ぐらいになったらやれることを増やしたいですね。周りの役者の先輩方が監督をやられたりしているので、そういうのも興味があります。12歳の時、小栗旬さんが監督された『シュアリー・サムデイ』という作品に出させていただいて、その時に撮る側にも惹かれたので、30歳、40歳、何歳になってからでもいいのでやってみたいなと思います。

Q:最後にファンの方にメッセージをお願いします。
――1st 写真集を出せるのも、ここまで応援してくださったみなさんのおかげです。これからも応援よろしくお願いします。176ページもあって見ごたえありますので、『U&I』をぜひ手に取ってみてください。