マドンナ、銃暴力に焦点を当てた「God Control」のMV公開
マドンナ、銃暴力に焦点を当てた「God Control」のMV公開

 長年メッセージ性の強いミュージック・ビデオを発信してきたマドンナが、最新作『マダムX』から「God Control」のミュージック・ビデオを公開した。

 約8分半のMVは、「あなたが見ようとしている物語は、とても不快なものになっています。銃暴力による生々しいシーンが含まれています」という注意書きと「でもこれは至る所で起こっている出来事です。だから根絶させなければならない」という言葉で始まる。

 ナイトクラブが舞台となったMVは、2016年に米フロリダ州のクラブで起こった、49人が死亡し、53人が負傷した銃乱射事件を彷彿させるものとなっており、クラブでダンサーたちと楽しくダンスするマドンナ、その直後に起こる銃乱射事件、こういった事件の実際のニュース映像や銃規制を訴えるデモなどの映像、そしてマドンナがタイプライターに向かい、曲の歌詞をタイプする姿が織り交ぜられている。

 ビデオは、マドンナが銃の危険性についてのクラブ・アンセムを最新作に収録することで伝えたかった、銃暴力はいかなる場所で、いかなる時でも起こりえる出来事で、根絶しなければならないというメッセージを体現している。

 MVは、「毎年、36,000人以上のアメリカ人が銃暴力により亡くなっている。さらに100,000人以上の人々が、銃に撃たれ、負傷している。誰も安全ではない。今すぐに銃規制を」という力強い言葉で締めくくられている。