ダニエル・パウター、7年ぶりに来日公演開催 ReoNaも登場した東京公演の模様をレポート
ダニエル・パウター、7年ぶりに来日公演開催 ReoNaも登場した東京公演の模様をレポート

 ダニエル・パウターの来日公演が、2019年6月24日六本木・ビルボードライブ東京にて開催された。

 2005年にリリースしたデビュー曲「Bad Day」が世界中で大ヒットを記録したシンガーソングライター=ダニエル・パウターが、ビルボードライブに初出演。約7年ぶりの来日とは思えないホーム感満載の雰囲気のなか、心温まるステージを繰り広げた。

 久しぶりの来日ということもあってか、この日のフロアは満席。開演時間ぴったりにダニエルが登場すると、会場は大きな拍手で彼を出迎える。序盤は、「Jimmy」「Best Of Me」などゆったりとしたテンポの楽曲が続き、ダニエルの伸びやかな歌声を堪能できるブロックに。またこの日の公演では、彼のトレードマークであるピアノ弾き語りの他にも、ハンドマイクでステージを駆け回ったり、EDM調のアッパーチューンを披露したりと、幅広い楽曲とパフォーマンスでオーディエンスを魅了。サポートメンバーのトニー・ベリヴォーが、キーボード、アコースティックギター、リズムパッドと曲ごとに楽器を持ち替えながらアシストしていたのも印象的だった。

 さらに今回の東京公演では、ゲストにReoNaが登場。ReoNaが今年1月に「Bad Day」をカバーしYouTubeにアップしたところ、動画がダニエルの目に留まり、「一緒にデュエットをするのはどうだろう?」とコラボレーションが実現したという。「この素敵なステージに立たせていただけることを楽しみにしてきました。ぜひみなさんも楽しんでいただけたら嬉しいです」とReoNaが挨拶し、昨年12月にリリースした最新作『ジャイアンツ』より「Survivor」をデュエットで披露。2人でアイコンタクトを取りつつ、丁寧に息を合わせながら、心地良いハーモニーを会場に響かせた。

 アンコールでは、代表曲「Bad Day」を披露。イントロが始まるや否や拍手が巻き起こり、サビでは自然とシンガロングも巻き起こるアンセムっぷりで、会場のムードは一気に暖かくなる。そのまま突入したラストソング「Tell Them Who You Are」では、ダニエルが客席に降り立つサプライズもあり。和気あいあいとした雰囲気に包まれたまま、久々の来日公演は締めくくられた。

 ダニエル・パウターは、明日26日にビルボードライブ大阪でもライブを控えている。この機会にぜひ。

Photo: Masanori Naruse

◎公演情報
【ダニエル・パウター】
2019年6月24日(月) ※終了
ビルボードライブ東京

2019年6月26日(水)
ビルボードライブ大阪
1st ステージ 開場17:30 開演18:30
2nd ステージ 開場20:30 開演21:30