ガガ/ケンドリックら【アカデミー賞】ノミネート、R.ケリーの契約をソニーが解除、アリアナ新AL発売日決定:今週の洋楽まとめニュース
ガガ/ケンドリックら【アカデミー賞】ノミネート、R.ケリーの契約をソニーが解除、アリアナ新AL発売日決定:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、現地時間1月22日にノミネーションが発表された【第91回アカデミー賞】の話題から。『アリー/スター誕生』 はレディー・ガガとブラッドリー・クーパーによる「Shallow」の<歌曲賞>をはじめ、主要部門を含む8部門に名を連ねた。ケンドリック・ラマーとSZAによる『ブラックパンサー』の「All The Stars」は<歌曲賞>へのノミネーションを受けている。また、日本での興行収入が100億円を突破し世界的にも大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』は、<作品賞>、<主演男優賞>を含む計5部門にノミネートされた。授賞式は、現地時間2月24日に米LAのドルビー・シアターにて開催される。

 ソニーがR.ケリーとの契約を打ち切ったと米ビルボードが報じた。1月に全米で放映されたドキュメンタリー・シリーズ『Surviving R. Kelly』の中で、多数の女性がケリーによる性的暴行被害を告発したことを重く受け止めたものとみられ、ソニーの子会社で2012年から契約をしていた米RCAのウェブサイトから彼の名が削除された。1月16日には米ニューヨーク・マンハッタンのソニー・ミュージック本社前で契約解除を要求する“#MuteRKelly”と銘打った抗議デモが大々的に開催されていた。他にも、米ダラスにある2つのラジオ局ではケリーの音楽を今後放送しないことを決定するなど波紋は広がり続けている。

 アリアナ・グランデがニュー・アルバム『サンキュー・ネクスト』のリリース日とトラックリストを発表した。現地時間1月22日、アリアナは12曲入りのアルバムのトラックリストの画像とともに、2月8日がリリース日であることをインスタグラムへの投稿で明らかにした。ALと同タイトルの大ヒット・ナンバー「サンキュー・ネクスト」や「イマジン」、今年公開されたMVで最多の再生回数を記録した「7 Rings」などが収録される。また、彼女は3月から【スウィートナー・ワールド・ツアー】を行う予定で、4月には米カリフォルニアで開催される【コーチェラ・フェスティバル】ではヘッドライナーを務める。

 さて、今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、ア・ブギー・ウィット・ダ・フーディの『Hoodie SZN』が2週連続の1位を獲得。2019年1月5日付チャートに2位で初登場後、翌週も順位を維持。そして先週首位に浮上し、その座をキープした形になった。映画『スパイダーマン:スパイダーバース』のサウンドトラックは、ランク・アップして2位に。映画の興行成績が良いことと、本作からのリード・シングルである、ポスト・マローン&スウェイ・リーの「サンフラワー」が、ソング・チャートで先週No.1に輝いた事がヒットの要因と見られている。

 今週の米ビルボード・ソング・チャートは、ホールジーの「ウィズアウト・ミー」が返り咲きで首位獲得を果たした。先週はポスト・マローン&スウェイ・リーの「サンフラワー」にその座を明け渡したが、通算2週目のNo.1をマーク。主要3チャートでいずれも2位にランクインし、安定したポイントを維持している。特にストリーミングは、1月9日に公開されたバーティカル・ビデオの視聴回数でポイントが増加している。マルーン5の「ガールズ・ライク・ユーfeat.カーディ・B」が先週に続き7位をキープしたことで、TOP10入り回数を30週目に更新し歴代6位タイとなった。