エリカ・バドゥ、R.ケリー擁護発言への批判に反論「文脈を無視して解釈された」
エリカ・バドゥ、R.ケリー擁護発言への批判に反論「文脈を無視して解釈された」

 エリカ・バドゥが、2019年1月19日にライブを行った際、MCでR.ケリーを擁護する発言をしたことが波紋を呼んでいる。

 米シカゴのAragon Ballroomのステージで彼女は、「今、R.(ケリー)のために祈りを捧げる」と発言し、「テレビで私たちが見たような、あの女性たちが話していたことを彼が本当にしていたのだとしたら、彼が光明を見いだして進み出てくれるといいなって思う」と続けたが、観客からはブーイングや罵声が飛んだ。

 ケリーについては、10年以上前から性的暴行や虐待の告発があとを絶たず、今月公開されたドキュメンタリー・シリーズ『Surviving R. Kelly』(サバイビング・R.ケリー)でもあらためて複数の女性が証言した。

 観客のヤジを受けてエリカは、「でもみんなは“くそくらえ”って言うんだね。ほらね、それは愛じゃない。それは無条件じゃない」と反応し、「たとえばR.ケリーに暴行された人の誰かが加害者になったとしたら、その人も責め苦しめるの?これはどうすべきなの?考えてもらいたいだけ」と言葉を選びながら訴えた。

 その後ネットでも激しい反発を受けたエリカはTwitterで、「私はあなたを愛する。無条件に。でもそれはあなたのお粗末な選択を支持しているということではない。あなたが癒しを得られたらいいなと思うし、あなたが傷つけられた結果として傷つけてしまった人も癒されてほしい。それがそんなに変なことかしら?私がこれまで言ってきたのはそれだけ。そのほかのことは捏造か文脈を無視して解釈されたもの」と釈明した。

 Spinによるとエリカは、2015年の【Soul Train Awards】で当時も疑惑が払拭されていなかったケリーを紹介する際、「彼は黒人のために誰よりも多くのことをやってきた」と擁護していた。