U2、ボノの声が出なくなりベルリン公演中止 深刻な病気ではなくツアーは続行へ
U2、ボノの声が出なくなりベルリン公演中止 深刻な病気ではなくツアーは続行へ

 2018年9月1日に独ベルリンでのライブ中に声が出なくなり、コンサートをキャンセルしたU2のボノが、診察を受けた結果、深刻な病気ではなかったことをファンに報告した。
U2による投稿

 インスタグラムを更新した彼は、「素晴らしい医師に診てもらい、彼の治療のもと、ツアーの残りは声が十分復活する。深刻な何かである可能性を排除できてすごく嬉しかったし安堵したけれど、その安堵感はベルリンの観客に大きな迷惑をかけてしまったと分かっているから抑えられている。会場はとてつもなくいい雰囲気だったし、忘れられない一夜になる筈だったのに、こんな理由でなってしまうとは……11月13日にまたあっちに戻れるのが待ちきれない」と綴っている。また、直筆とみられる追伸で、声が出なくなったライブ中に「Red Flag Day」の高音部を歌った会場のファンをシャウトアウトし、「ありがとう、あれには結構高い音があるよね。いつものことながら、“ファンが高みへ連れて行ってくれる”」と感謝した。

 キャンセルされたコンサートはベルリン日程の2日目で、中止が決定した直後に出された声明でジ・エッジ、アダム・クレイトン、ラリー・マレン・ジュニアは、「ショーの前、ボノは体調も良くて声も良く出ており、僕たち全員がベルリンでの2日目の夜を楽しみにしていたが、数曲演った後に彼は突然全く声が出なくなってしまった。何が起きたのか分かっておらず、これから医者の判断を仰ぐ。いつものことながら、ベルリンや遠方から来てくれた観客の理解と、ファンのみんなのサポートに感謝している。近日中に最新情報を報告する」と発表していた。

 U2は【エクスペリエンス+イノセンス・ツアー】で欧州各国を回っており、次は9月4日に独ケルンでの公演が控えている。11月5日から10日にかけて故郷のアイルランド・ダブリンで行われる4公演で閉幕予定だったが、キャンセルされたベルリンの振替公演が11月13日に決定している。

◎U2による投稿
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