ディディ、カロライナ・パンサーズの買収へ意欲「最高のNFLオーナーに俺はなる」
ディディ、カロライナ・パンサーズの買収へ意欲「最高のNFLオーナーに俺はなる」

 2017年12月17日、<バッド・ボーイ・エンターテインメント>創立者のディディがNFLチーム、カロライナ・パンサーズの新しいオーナーになる意志を表明した。

 10月にNFLチームを所有したいと発言していた彼は、「カロライナ・パンサーズへ告ぐ!NFLへ告ぐ!これは歴史に残るチャンスだ!NFLにはアフリカ系アメリカ人のマジョリティ・オーナー(過半数所有者)が一人もいない!俺がカロライナ・パンサーズを買いたい!レッツ・ゴー!口コミで広めてくれ。世界に発信してくれ!ジョークじゃない」とインスタグラムで発表した。

 インスタグラムの動画で彼は、「想像しうる限り最高のNFLオーナーに俺はなる」と宣言し、国歌斉唱の際に抗議の意思を示す為に膝をつき、所属チームがない状態が続いているコリン・キャパニックをチームに迎え入れたいとも発言している。

 「コリン・キャパニックの問題に速やかに対処し、来年の先発クォーターバックの座を争ってもらう。これは競争だからね、競争。と同時に、最高のハーフタイム・ショーと最高の音楽セレクションを提供し、スーパーボウルを何回も優勝してみせる」と彼は意欲を語った。

 チームの売却話は当初、カロライナ・パンサーズのウェブサイトに掲載された。オーナーのジェリー・リチャードソンが、「新たな所有者にフランチャイズを引き継ぐ時が来たと思う」と声明を出し、2017年シーズン終了前までにパンサーズを売る決断をしたと発表した。

 スポーツ・イラストレイテッドによると、リチャードソンが任期中に4人の元職員に不適切な発言をし、“かなりの金額の示談金”を支払ったとされる疑惑がチーム売却の背景にある。職員が金曜日にジーンズで出勤してもいい“ジーンズ・デー”の際に女性に下品な発言をし、別の時にはアフリカ系アメリカ人のスカウトに人種差別的な中傷をしたという。

 ディディ(別名パフ・ダディ、本名ショーン・コムズ)ならチームを買収する経済力も、落ちてしまったチームのイメージも復活させられる程のスター性も持ち合わせているだろう。彼がチーム買収への意欲を表明してから、当のキャパニックも選手としてでなく、共同オーナーとして参加したいとツイートし、NBA選手でパンサーズの本拠地シャーロット出身のステフィン・カリーも協力したいとツイートしている。

◎ディディによる投稿
https://www.instagram.com/p/Bc01XBljW_7/
https://twitter.com/Diddy/status/942607087200358400