【ビルボード】安室奈美恵『Finally』が総合アルバム2連覇 back numberは8位まで浮上
【ビルボード】安室奈美恵『Finally』が総合アルバム2連覇 back numberは8位まで浮上

 2017年11月27日付の総合アルバム・チャート“Hot Albums”では、安室奈美恵のベスト・アルバム『Finally』が2週連続となる総合首位獲得を果たした。

 前週、初週累計1,039,484枚のパッケージ・セールスを記録した『Finally』は、リリース2週目となる当週、302,038枚を売り上げてトップを堅守。さらに、ベスト・アルバムが特に強さを発揮するルックアップでも1位を維持して、総合アルバム2連覇を達成した形だ。2017年度のチャート集計が来週発表分で終了するが、本作の勢いが年間チャートにどこまで影響を与えるか、引き続き注目していきたい。

 西野カナの通算7枚目アルバム『LOVE it』は、2週目の安室奈美恵『Finally』に首位獲得を阻まれたものの、概ね好成績を記録している。パッケージ・セールスでは初週累計79,057枚を売り上げて2位となり、ダウンロードでは5,296ユニットをマークして1位。さらに、ルックアップ4位のポイントを加算して、総合アルバムでは2位となった。

 リリースから3週目の米津玄師『BOOTLEG』は、17,968枚を売り上げたパッケージ・セールスが4位、4,558ユニットをマークしたダウンロードが2位、安室奈美恵『Finally』に次いでルックアップ2位と、勢いが止まらない様子。そんな米津玄師『BOOTLEG』に総合ポイントでは僅差まで迫ったGOT7『TURN UP』は、42,256枚を売り上げて3位となったパッケージ・セールスが牽引する形で総合アルバム4位に初登場。ダウンロードとルックアップが伸び悩み、米津玄師『BOOTLEG』にあと一歩及ぶことができなかった。

 約1年ぶりとなるシングル『瞬き』のリリースを12月に控えるback numberだが、去年末にリリースされたベスト・アルバム『アンコール』が、前週総合20位から当週8位までジャンプ・アップしている。ニュー・シングルとの同時展開やクリスマス・ソングが収録されていることが要因と考えられるが、特筆すべきは、2017年1月9日付の初登場以来、常にトップ10内を維持しているルックアップだ。本作が、2017年最も“聴かれた”アルバムの一つであることは間違いないだろう。年間チャートでの順位にも注目が集まる。

◎【Hot Albums】トップ10
1位『Finally』安室奈美恵
2位『LOVE it』西野カナ
3位『BOOTLEG』米津玄師
4位『TURN UP』GOT7
5位『レピュテーション』テイラー・スウィフト
6位『「untitled」』嵐
7位『Princess Limited』田村ゆかり
8位『アンコール』back number
9位『メトロノーム』MACO
10位『CHOCOLATE』ちゃんみな
11位『THE GIFT』Hi-STANDARD
12位『がらくた』桑田佳祐
13位『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-』倉木麻衣
14位『全知全能』ポルカドットスティングレイ
15位『15YEARS-BEST HIT SELECTION-』globe
16位『FINE COLLECTION ~Begin Again~』東方神起
17位『THE DREAM QUEST』DREAMS COME TRUE
18位『HIT』三浦大知
19位『レッド・ピル・ブルース』マルーン5
20位『Magical View』ロッカジャポニカ