【深ヨミ】Mr.Children、リリース週の動向から見るセールス力とは
【深ヨミ】Mr.Children、リリース週の動向から見るセールス力とは

 8月7日付のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で、Mr.Childrenの『himawari』が初週累計131,463枚を売り上げ首位を獲得した。

 初動3日間の時点では、81,661枚を売り上げた超特急『My Buddy』が約3,000枚差で『himawari』を抑え1位となっていたが、その後のセールスでMr.Childrenは5万枚超の売り上げを伸ばした。そこで、『My Buddy』と『himawari』のセールス動向にはどのような違いがあったかに注目し、SoundScan Japanのセールスデータから、リリース初週で前半と後半の売上比率を抽出した。

『My Buddy』
リリース週前半:92%
リリース週後半:8%

『himawari』
リリース週前半:64%
リリース週後半:36%

 まず超特急の『My Buddy』だが、前半が比率のほとんどを占めており、リリース直後の爆発力が凄いということがわかる。一方Mr.Childrenの『himawari』は、リリース直後の滑り出しに比べて後半のセールスで追い上げを見せた。本作の表題曲が主題歌になっている映画『君の膵臓をたべたい』が、週末に公開されたことも一因かもしれないが、このままいけばリリース2週目以降もコンスタントに売り上げを積み立てていく可能性がある。なお、ミスチルは5月にリリースされた2枚のベスト・アルバムもチャートを長く賑わせているため、本作の動向に次週以降も注目していきたい。