『6月11日はなんの日?』歴史を変えたフリージャズの先駆者、オーネット・コールマンの命日
『6月11日はなんの日?』歴史を変えたフリージャズの先駆者、オーネット・コールマンの命日

 6月11日はアルトサックス奏者、オーネット・コールマンの命日。コールマンは今から2年前、2015年6月11日に心不全により85歳でこの世を去っている。

 フリージャズの先駆者として知られるジャズ界の巨匠、オーネット・コールマン。1959年に発表した『ジャズ来るべきもの(The Shape of Jazz to Come)』では、その後数十年続く即興ジャズの方向性を決定づけ、1961年の『フリー・ジャズ』では、そのタイトル通り、のちに“フリージャズ”と命名されることになるジャズの新たな方向性を提示した。また、ロック・レジェンドたちとも仕事をしており、オノ・ヨーコやルー・リードの作品などに参加している。

 2000年代には同じくジャズ界で活躍する大御所サックス奏者、ソニー・ロリンズとの共演も話題に。また、コールマンの長きにわたるジャズ界への貢献と功績が認められ、2007年には“グラミー功労賞”を、さらに同年『Sound Grammer』(2006年)で“ピューリッツァー賞”も受賞している。