【ビルボード】『蜜蜂と遠雷』作品中演奏される国際コンクール曲コンピアルバム、2週連続で首位に
【ビルボード】『蜜蜂と遠雷』作品中演奏される国際コンクール曲コンピアルバム、2週連続で首位に

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、第156回直木賞を受賞した恩田陸による話題作『蜜蜂と遠雷』の物語の核となる19曲を厳選したコンピレーションアルバムが2週連続の1位を獲得。著者自身の監修のもと、登場人物それぞれのイメージに合った「音」をナクソスの膨大な音源から選んだプレイリスト化は、2016年12月から行われており、今回のCD化はファン待望とも言えるもの。その熱望ぶりが反映されたチャート結果となった。

 第2位は少年合唱団リベラの、6年ぶりのスタジオ録音によるアルバム『Hope』が4週連続のチャートイン。5月下旬にアルバム名を冠した来日ツアーの影響が見られる結果となっている。

 第3位は『岸田繁「交響曲第一番」初演』が獲得。2週連続のトップ3入りとなっている。本作は、2016年12月4日にロームシアター京都コンサートホールで開催された『京響プレミアム-岸田繁「交響曲第一番」初演-京都公演』のCD化。「交響曲第一番」の他、同じく岸田繁「Quruliの主題による狂詩曲」が収録されている。5月30日にはNHK-FM『くるり電波』番組中で「交響曲第一番」の50分19秒をまるごと放送するなど、ジャンルを越境してのプロモーションが展開されており、まだまだチャートを賑わせてくれそうだ。text:yokano


◎【Billboard JAPAN Top Classical Albums】トップ10
1位『蜜蜂と遠雷音楽集』
2位『Hope』リベラ
3位『岸田繁「交響曲第一番」初演 』
4位『マーラー:交響曲第6番《悲劇的》』クラウディオ・アバド
5位『ドラマティック・ブラームス』千住真理子
6位『0歳からの育脳クラシック』
7位『J.S.バッハ:カンタータ第140番・第147番』カール・リヒター
8位『J.S.Bach:Solo Works for Marimba』加藤訓子
9位『伊福部昭百年紀Vol.4』水戸博之,オーケストラ・トリプティーク
10位『100曲クラシックベストが10枚3000円』