サウンドガーデンのクリス・コーネル、自殺と断定
サウンドガーデンのクリス・コーネル、自殺と断定

 2017年5月17日(現地時間)、サウンドガーデンのボーカリストのクリス・コーネルが亡くなった。享年52歳だった。検視官が首吊りによる自殺であると確定したとAP通信が報じている。

 コーネルはデトロイトのホテルの一室で死んでいるのを地元警察に発見された。そのほんの数時間前にはサウンドガーデンのライブでフォックス・シアターのステージに立っていたばかりで、来場者によると彼は上機嫌な様子で、次のライブの場所についてまでMCで話していたそうだ。

 ニルヴァーナ、パール・ジャム、アリス・イン・チェインズのようなグランジ・ミュージックのパイオニアに先駆けて1984年に結成されたサウンドガーデンは、シアトル発祥のこの音楽が一つのジャンルとして分類される道筋を作った。コーネルは2001年にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのメンバーとオーディオスレイヴを結成。2002年に酒と薬物を断ち、自身の中毒について率直に語るようになった。

 コーネルの最初の妻はサウンドガーデンのマネージャー、スーザン・シルバーで、二人の間には2000年に生まれた娘リリアン・ジーンがいる。2004年に離婚後、同年にヴィッキー・カライアニスと結婚、2004年に娘、2005年に息子が生まれた。二人は慈善活動として、住む家がない、虐待されている、または貧しい子供たちを支援するクリス・アンド・ヴィッキー・コーネル・ファウンデーションを設立している。

 コーネルが死去する前までサウンドガーデンは、2012年にリリースされた再結成アルバム『キング・アニマル』に続く最新作を制作中だった。