ジャスティン・ビーバー、ドレイク、カニエは【グラミー賞】に出席しない?
ジャスティン・ビーバー、ドレイク、カニエは【グラミー賞】に出席しない?

 『ブロンド』が、2016年の最高傑作の1枚と謳われたフランク・オーシャンは、今年の【グラミー賞】に出席しないと明言している。そして彼以外にドレイク、さらにはジャスティン・ビーバーとカニエ・ウェストも出席しないことが噂されている。

 8部門にノミネートされているドレイクのツアー・スケジュールによると、【グラミー賞】が開催される2017年2月12日に、英マンチェスターで公演があるため、開催場所である米LAのステープルズ・センターに行くことは物理的に不可能だ。

 さらに、米ゴシップ・サイトTMZは、4部門にノミネートされているジャスティン・ビーバーと8部門にノミネートされているカニエ・ウェストも出演しないとの報道している。サイトによると、彼らが出席しない理由は授賞式のボイコットではなく、評価されるべき最新の音楽が代表されていないからだという。米ビルボードは、両者の関係者にコメントを求める連絡をしている。

 以前カニエは、もしフランク・オーシャンの『ブロンド』がノミネートされなければ、授賞式に出席しないと公言し、「アーティストとして、俺たちは団結し、こういったクソのような状況と戦わなきゃならない」と話している。

 フランク・オーシャンの『ブロンド』がノミネートされなかったのは、フランク自身が選考の候補作品として提出しなかった経緯がある。これは【グラミー賞】を主催するナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスが、これまで若い黒人のアーティストを正当に評価してこなかったことに対するフランクによる反発で、国歌斉唱時の起立拒否をしたNFLのコリン・キャパニック選手を引き合いに出し、その理由を昨年米ニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで 「あの団体には、確かにノスタルジックな重要性がある。けれど俺と同じような境遇の人々を、きちんと代弁していないようだ」と語っている。