宇多田ヒカル 『Fantome』より「人魚」が【大エルミタージュ美術館展】テーマソングに
宇多田ヒカル 『Fantome』より「人魚」が【大エルミタージュ美術館展】テーマソングに

 宇多田ヒカルのアルバム『Fantome』収録の「人魚」が、2017年3月より開催される【大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち】のテーマソングに決定した。

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 宇多田ヒカルの楽曲が美術展のテーマソングになるのは初のこと。本楽曲について本人は「母の死後、もう音楽を作れないかもしれない、と思ってた時に、ギターを弾いていたらふと出来てしまった曲。」と、オフィシャルインタビューで語っている。名画をそんな彼女の音楽とともに、是非楽しんでみてはいかがだろうか。


◎宇多田ヒカル「人魚」について(オフィシャルインタビューより)
「美しい日本語の曲を作るという、高い理想を持って臨んだおかげで作詞で非常に苦労しました。一年ほど悩んで、理想に追いつかないとあきらめかけた時にブワッと言葉で出てきたから達成感も強く、最も誇らしく思う曲。

母の死後、もう音楽を作れないかもしれない、と思ってた時に、ギターを弾いていたらふと出来てしまった曲。

実は「花束を君に」のPV(切り絵作家の辻恵子さんの作品で制作されたもの)で人の姿をして町で暮らしていた女性が突然海へ向かい、飛び込むと本来の人魚の姿に戻るシーンがあるんですけど、それがまるで演出家さんが私をなぐさめてくれているようで、見透かされてるような、あたたかく支えられてるような感覚、そして曲(「花束を君に」)を受け入れてもらえたという感覚に救われて、絵コンテを見た時涙が止まりませんでした。そこから人魚のモチーフを引き継いだ形になります。」