プリンスのペイズリーパークが博物館に、未発表作の手書きメモも公開
プリンスのペイズリーパークが博物館に、未発表作の手書きメモも公開

 今年4月に亡くなったプリンスの自宅兼スタジオだったペイズリーパークが、正式に博物館として認定された。ミネアポリスのチャナッセン市議会が10月24日、ペイズリーパークを再区分することを全会一致で決議。これにより今後も見学者に向けて解放されることになる。

 ペイズリーパークはこの1か月間、期限付きで観光ツアーが行われており、その間、市議会の要請で交通面と歩行者の安全性について再調査されていた。

 同市は当初、約6,000平方メートルの同施設を管理するBremer Trustに一時的な許可を出していたが、今回5対0で可決したのだ。

 可決したことにより博物館のマネージメントは、10月28日の再開から今年12月までのチケットが発売中であると発表。ペイズリーパークのウェブサイトによると、2017年のチケットは11月中旬までに発売する予定とのことだ。

 なお、エルヴィス・プレスリーのグレースランドを運営するGraceland Holdingsが、同博物館を運営している。

 ペイズリーパークの部屋の多くはプリンスが亡くなった時のまま保存されており、スタジオには受賞トロフィー、衣装、楽器、アートワーク、バイクなどと一緒に、未発表のジャズアルバム用に作業していた手書きのメモも展示されているという。

 ガイド付きツアーには、プリンスがビッグヒット作のほとんどを作ったレコーディング&ミキシング・スタジオのあるメインフロアや、ビデオ編集室、リハーサル室、プライベートのNPGミュージッククラブ、プライベートでイベントやショーを行ったサウンドステージ/コンサートホールなどが含まれる。

 同博物館では毎年60万人の入場を見込んでいるそうだ。