木村カエラ 橋本愛&宮崎あおい主演映画の主題歌決定 作曲はくるり岸田繁
木村カエラ 橋本愛&宮崎あおい主演映画の主題歌決定 作曲はくるり岸田繁

 日本を代表する実力派女優・橋本愛と宮崎あおいが娘母役で競演し、吉田康弘監督が贈る感涙の映画『バースデーカード』(10月22日公開)。その主題歌に、木村カエラの新曲「向日葵」が決定した。

木村カエラ×映画『バースデーカード』写真一覧

 新曲「向日葵」は、カエラが脚本を読み込み、オールラッシュを観て本作のために書き下ろした新曲。映画主題歌としては、『チェブラーシカ』(2010年)以来、6年ぶりとなる。作曲は、くるりの岸田繁が担当。カエラがこれまで「一緒にひとつの楽曲をつくりあげたい!」と念願していた岸田との奇跡のコラボレーションがついに実現した。この楽曲は大切な人との出会いをまっすぐに咲く向日葵になぞらえて、あたたかなメロディーとストレートな歌詞で表現している。

 くるりの岸田は、2006年に初めてカエラのオリジナルアルバム『Circle』収録の「Dancing now」に作曲者として参加。一方カエラは、映画『天然コケッコー』(2007年)、映画『奇跡』(2011年)を観て、そこで流れていたそれぞれのくるりの映画主題歌「言葉はさんかく こころは四角」「奇跡」に心を動かされた。どちらの楽曲もカエラにとって大好きな曲となり、「言葉はさんかく こころは四角」はカエラの5周年記念ベストアルバム『5years』(2010年)にカバー収録し、「奇跡」はくるり主催音楽フェスティバル【京都音楽博覧会】(2007年~現在まで毎年開催、カエラは2012年と2015年に出演)にてライブカバーしている。

 カエラの大好きなくるりの2曲は、ともに映画主題歌として心動かされたため、自らが映画主題歌を書き下ろすときは、くるりとの共作をずっと心に描いていた。今回、映画『バースデーカード』の主題歌書下ろしを機に、映画『天然コケッコー』から9年の時を経て、映画主題歌としては初めてくるりの岸田とのタッグが実現。

 なお、今回、橋本愛演じる娘・紀子と宮崎あおい演じる母・芳恵の映像が初解禁。木村カエラの主題歌「向日葵」の優しいメロディーに包み込まれた、温かい感動にあふれた特報に仕上がっている。劇場では5月14日(土)より掲出予定だ。

◎木村カエラコメント
私は18歳の時、親も一人の人間だったんだ。と気づいた時がありました。
それまでは、母親はどんな時でもお母さんだったのに、
強いところも弱いところもある、私と同じ人間なんだと。

映画の中で橋本愛さん演じる娘の紀子が、宮崎あおいさん演じる紀子の母親が、
一人の人間として日々と葛藤し、弱さと闘う姿を見せるシーンがあります。
紀子が成長したことを感じ、そして母親が紀子へ残したかったものがそこには
しっかりと存在する…とても大好きなシーンです。

今回、映画を拝見して書き下ろした主題歌には『向日葵』と名前をつけました。
『向日葵』の花言葉は【あなただけをみつめている】。
母親にとって子供は太陽。
雲で隠れ、その輝きを無くしてしまわないように、いつもどんな時もその光だけを見つめている母親の姿と、太陽の方向を見て咲くひまわりとを重ね歌詞を綴りました。

くるりの岸田さんが作曲した温かくも切ないメロディーは、私の書く言葉をとても素敵な世界へ連れていってくれました。
吉田監督とキャストのみなさんが作られた、このすばらしい作品に参加できてとても光栄です。

◎岸田繁コメント
カエラの歌は、自分にとってのインスピレーション。
彼女のために曲を書くということは、とても自然なことなんです。

◎橋本愛コメント
カエラさんとくるりの岸田さんという敬愛するお二人の共同製作と聞いて、
それだけで大興奮! でしたし、物語の終わりに流れる音楽というのは、
映画において本当に重大な意味や影響があると思っているので、
今回この向日葵という曲に、間違いなく映画の格を底上げしていただいたと思っています。
本当にいい曲。大好きです。
ありがとうございました!

◎吉田康弘監督コメント
ラストシーンの最中に流れ始める、存在感のある主題歌が欲しいとリクエストしました。
細かいパスは我々の方で繋いでいくので、最後にドーンッと思いっきりシュートを打ち込んで下さい。そうお願いして、この曲をあげて頂きました。
シンプルで力強い曲です。優しくて暖かくて切ない唄声です。
それでいて、幸せが溢れているのです。
だから僕は、初めてこの主題歌を聞いたとき、泣きそうになりました。

(c)2016「バースデーカード」製作委員会