U2がパリ公演でテロ被害者を追悼、「彼らが仕える神の間違ったイデオロギーを前に団結する」
U2がパリ公演でテロ被害者を追悼、「彼らが仕える神の間違ったイデオロギーを前に団結する」

 ベルシー・アリーナでのコンサートのためパリへ戻ってきたU2が、公演中に11月13日のテロ攻撃で亡くなった人々を追悼した。ステージ上に設けられた大きなスクリーンに、被害者たち一人一人の名前を青・白・赤のフランス国旗色で映し出したのだ。

 Irish Independentの報道によると、「我々はパリで愛する人々を亡くした家族たちと団結する」と述べたボノは、「我々はサンバーナーディーノの家族たちと団結する。我々はベイルートとイスタンブールの家族たちと団結する。我々は彼らが仕える神の間違ったイデオロギーを前に団結する」と続けたという。

 U2は同事件直後の11月14、15日に予定していたショーを延期していた。

 ライブ中継アプリMeerkatを通じてストリーミングされたU2の12月6日の公演では、スペシャル・ゲストとしてパティ・スミスが登場。ステージ上で「グロリア」、「バッド」、「ピープル・ハブ・ザ・パワー」を共演したそうだ。U2gigs.comが伝えている。

 なお、ツイッターにはファンが撮ったパリ襲撃事件の被害者追悼シーンの写真があがっているほか、YouTube上ではU2とパティ・スミスが共演した映像も確認できる。