アンジェラ・アキ 映画『くちびるに歌を』新垣結衣と合唱部キャストに手紙サプライズ
アンジェラ・アキ 映画『くちびるに歌を』新垣結衣と合唱部キャストに手紙サプライズ

 新垣結衣主演、監督を『ホットロード』『アオハライド』で知られる三木孝浩が務めた映画『くちびるに歌を』。その舞台となった長崎での大ヒットを記念し、主演の新垣結衣と合唱部キャストが長崎に凱旋、舞台挨拶を実施した。

 満席の会場から「おかえりなさい、長崎へ!」と温かい拍手で迎えられた主演の新垣結衣と合唱部メンバー。「この土地があったからできた作品です、(ご覧になって)いかがでしたか?」と挨拶した新垣に会場からは大きな拍手が湧き上がった。また、長崎ロケを振り返って「ひとつひとつが私の中では良い思い出でした」とコメント。そして主題歌となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を合唱部メンバーと長崎出身合唱部メンバーによる力強い生歌で披露し、全員がそろって歌う最後の舞台挨拶になるということで歌いながら泣き出してしまう合唱部員が続出。新垣はそれを一緒に口ずさみながら優しく見守っていた。

 さらに、サプライズでアンジェラ・アキからの手紙メッセージが。新垣のピアノ演奏シーンをほめるとともに感謝が綴られた手紙に、彼女は「ビックリしました! アンジェラさんが歩んでやってきたことが、ドキュメンタリーとなって小説になって、こうやって映画化されたという、すべての始まりがアンジェラ・アキさんなのでとても嬉しいです。」と語り、合唱部を代表してナズナ役の恒松祐里は「「手紙 ~拝啓 十五の君へ 」は悩んでるときや落ち込んでいる時に聴くと元気がでる曲です。この曲を歌う事ができて、そして今日はお手紙まで頂いて本当に感謝しています!」と述べた。

 また、最後の挨拶で新垣は「長崎で撮影した、すごくキラキラした一か月半は、自分のこれからの人生にとって誇りになりました。私も、人生で辛い波がやってきたときにこの作品をみて元気をもらえる映画になったなと思います。みなさんにとってもそういう作品になって欲しいと願っています。最後の舞台挨拶を長崎で行う事ができて本当に良かったです」と語っている。


◎アンジェラ・アキからの手紙全文

親愛なる新垣結衣さま 合唱部のみなさまへ

お元気ですか?

まずは「くちびるに歌を」の大ヒット、おめでとうございます!
まるで自分の事のように嬉しく、誇らしい気持ちでいっぱいです。

公開されてすぐに、私の方にも沢山の方々から、「観てきたよ!」とか、「感動して何度も泣きました!」などのコメントを頂きました。
今は皆さんと離れた場所に暮らしていますが、この反響の大きさを皆さんと同じように、リアルな肌触りとしてしっかりと感じています。

昨年の夏に、新垣さん、ナズナちゃん、サトルくんが、映画のクランクイン前に、
私の仙台のライブに来てくれた時のことを、良く覚えています。
その時新垣さんは、ちょっと恥ずかしそうに「ピアノ猛特訓中です!」と話してくれましたが、新垣さんのピアノ、本当に素敵でした。

合唱部の皆さんには、これまでに全国各地を本当にたくさん回って、この映画と「手紙」という曲を、沢山の人達に届けてくれました事を心から感謝致します。

撮影から全国プロモーションまで、きっと一緒に各地を回って行く中で、本当のクラス、’’合唱部’’として、より皆さん達の絆が深まっていったのではないかと想像しています。そして、その想いがこの作品に詰まっている事と思います。
これからも、もっともっと沢山の人に届けられるよう頑張ってくださいね!

心から応援しています。

アンジェラ・アキ

(c) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会 (c) 2011 中田永一/小学館