Helsinki Lambda Club 増産決定の“お通し的”シングル発売前に、初ワンマン敢行
Helsinki Lambda Club 増産決定の“お通し的”シングル発売前に、初ワンマン敢行

 12月10日に1stシングル『ヘルシンキラムダクラブのお通し』をリリースするHelsinki Lambda Clubが、11月21日 千葉・稲毛K'S DREAMにて初のワンマンライブを開催した。

Helsinki Lambda Club その他のライブカットなど

 冒頭の1stシングルは当初、限定555枚のリリースを予定していたが、発表後から予約が殺到して急きょ333枚増産。そんな注目を集める彼らの初ワンマンは、会場となった稲毛K'S DREAMの19周年を祝う共同企画として開催された。

 ライブは切ないメロディが響き渡る「街」からスタートし、一度聴いたら忘れないギターリフと独特の言葉選びがクセになる「インスタント遁世」では、ダイナミックでキレのある演奏でオーディエンスの歓声を集める。そして次曲「ビートニクの恋人」を終えると、橋本薫(vo, g)以外のメンバー3人が“休憩”するためステージ裏へ。ワンマンならではの試みとして、1人残った橋本がソロで弾き語りを行う場面もあった。

 その後も、UK.PROJECT主催オーディションで最優秀アーティストに輝いた際の楽曲「ルイジアナの類人猿」などを織り交ぜ沸かせていくと、途中のMCで来年3月にZepp 福岡で行われる【FX2015】への出演が決定したことを発表。同地出身の橋本は「福岡で(ライブを)やるならZepp 福岡でやりたかったのでとてもうれしい」と喜びを口にしつつ、「楽しいことばっかじゃないけど、楽しいことばっかじゃ音楽聴いても面白くない。色々な目にあって音楽を聴いてこそ、グッとくるものがあると思います」と、自身の経験を振り返るようにバンドマンならではの言葉も残した。

 終盤では「また売れなそうな曲を作ってしまいました」という少々自虐的なMCと共に、キャッチ―なメロディと3拍子のリズムに新鮮さを覚える新曲「シンセミア」をお披露目。ラストには1stシングル収録の「バンドワゴネスク」を演奏し、サビでは観客の歌声も響く中、一体感を築きつつ本編に幕を下ろした。


◎【K's dream 19TH ANNIVERSARY 12日目 Helsinki Lambda Club ONE MAN LIVE】
2014.11.21(金) at 千葉・稲毛K'S DREAM
セットリスト:
01.街
02.へろー、はうあーゆー?
03.ユアンと踊れ
04.ばっくとぅざふゅーちゃー
05.yukke
06.インスタント遁世
07.ビートニクの恋人
08.Hey,Dude
09.チョコレィト(弾き語り)
10.ぢきぢき
11.KIDS
12.ルイジアナの類人猿
13.彷徨い Summer Ends
14.All My Loving
15.檸檬倶楽部
16.シンセミア
17.バンドワゴネスク
En1.風の中
En2.宵山ミラーボール

◎シングル『ヘルシンキラムダクラブのお通し』
2014/12/10 RELEASE
UKCD-1150 555円
収録曲:
01.バンドワゴネスク
02.DRIVE(スーパーカー カバー)