テイラー・スウィフト 最新作が早くも売上200万枚突破、米アルバム・チャート3週目の1位に輝く
テイラー・スウィフト 最新作が早くも売上200万枚突破、米アルバム・チャート3週目の1位に輝く

 テイラー・スウィフトの『1989』が驚異的な強さをみせ、3週目のNo.1をマークした、11月29日付アルバムチャート。

 なんと3週目にして週間30万枚を突破、たった3週で200万枚を突破し、2014年度リリースされた作品の中では、もっともセールスを伸ばしたアルバムとして殿堂入りした。『1989』からは、9月にリリースされた1stシングル「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」がNo.1を獲得し、この『1989』のリリースと共に11月、再び首位に返り咲いたが、2ndシングルとしてリリースされた「ブランク・スペース」が、今週のHOT100チャートで続いてNo.1獲得。アルバムから2曲連続の首位獲得を果たし、アルバムのセールスもまだまだ、落ち込みをみせることはなさそうだ。

 初動枚数19万枚と、本来No.1獲得となるべき数字をたたき出しているが、フー・ファイターズの『ソニック・ハイウェイズ』は惜しくも2位デビューとなった。約3年半ぶりの新作で、通算8枚目のスタジオアルバム。これで2ndから全アルバムがTOP10入りを果たし、4thアルバム『ワン・バイ・ワン』から5作連続のTOP3入りという快挙を成し遂げている.

 続く3位、こちらも首位デビューはかたかった数字(初動17万枚)を記録したが、トップのテイラーとは倍近く差をつけられてしまった。とはいえ、ピンク・フロイドにとっては約20年ぶりとなる新作で、これだけのブランクがあるにもかかわらず、10万枚を突破し3位にデビューするというのは、それだけの支持がなければ成し遂げられないこと。また、本作は『永遠(TOWA)』と名付けられていることもあり、他界したリチャード・ライトへの追悼作品、彼らの最終章ともいわれている。

 今週は4位までがすべて10万枚を突破するという、高セールスを記録している。13万枚を獲得し、4位にデビューしたのはガース・ブルックス。90年代累計では、あのマライア・キャリーを上回るアルバムセールスを記録したほどの人気を誇るカントリー界のボスだが、しばらく活動を休止していたところ、約13年ぶりとなる新作を突然リリースした。No.1デビューこそ逃したものの、ピンク・フロイド同様にこれだけのブランクがあり、この数字はたいしたものだ。

 5位にはミシシッピ州のラッパー、ビッグ・K.R.I.Tの2ndアルバムが初登場。前作に続き、2作連続の5位デビュー、ラップチャート首位と安定したセールスを獲得し、シングルのヒットがないにもかかわらず、この順位をキープするというのは、ラップ界で支持されている証拠。そして6位には、シングルチャートでも初のTOP10入りを同時に果たした、ジョナス・ブラザーズのニック・ジョナス、2ndアルバム『ニック・ジョナス』がランクインした。