ぽちゃカワ旋風さらに白熱、メーガン・トレイナーが4週連続全米No.1獲得
ぽちゃカワ旋風さらに白熱、メーガン・トレイナーが4週連続全米No.1獲得

 ぽちゃカワブームがさらに白熱! メーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」が4週目のNo.1獲得の10月11日付HOT100チャート。

 9月のシングルチャートを制した「オール・アバウト・ザット・ベース」は、引き続き今週も首位を滑走するが、そうドッシリとも構えていられない様子。メーガンの前に2週間にわたってNo.1をマークしたテイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」が、今週さらにヒートアップ。首位との差はわずかで、今週はなんとか持ちこたえたものの、次週、メーガンから再び首位の座を奪い返すことが予想されている。それも、10月27日にリリース予定のアルバム『1989』のプロモーションを控えていて、これからエアプレイの増加、そしてメディアでの露出が多くなってくることから、セールス、ストリーミング回数も比例して伸びることは間違いなく、首位デビューが確実視されるアルバムと同時に、シングル・アルバムの2冠を制覇することも期待できる。

 そんなテイラーの敵手として行く手を阻むのは3位に浮上したニッキー・ミナージュ。ちょうど1か月後の11月末にリリースを控えているアルバム『ピンクプリント』に向けて、大きく躍動するだろうと予想され、この「アナコンダ」で初のNo.1獲得を狙う。ニッキーは5位にもコラボソング「バン・バン」をヒットさせていて、プロモーション効果は抜群、こちらもアルバムの首位デビューは堅そうだ。

 ニッキーとともに現代の女性ラップシーンを引率するイギー・アゼリアの「ブラック・ウィドウ」は4位に浮上。No.1には到達していないものの、TOP10内で粘り強さをみせていることから、「ファンシー」に続いてTOP3入りも期待され、今週も引き続き上位は若手女性陣で独占された。

 TOP10内には、2曲が新たにランクイン。7位にはスウェーデン出身の26歳、トーヴェ・ローが初のTOP10入りに。その美貌もさることながら、自身が手掛ける楽曲のクオリティも高く、この「ステイ・ハイ」は、先月の24日にリリースされたばかりのデビューアルバム『クイーン・オブ・ザ・クラウズ』からの先行シングルとなる。すでにノルウェーでは首位を獲得していて、ニュージーランドやオーストラリアでもTOP3入りを果たしている。トーヴェ自身が体験した失恋の様を画いた内容に仕上がっていて、女性からの支持が高いこともヒットの特徴。

 そして10位には、UK出身のクリーン・バンディットが11位から上昇、こちらも自身初のTOP10入りだ。ケンブリッジ大学で結成された4人組で、チェロやバイオリン、サックスといった、クラシックにも通ずる楽器も使いこなす才能豊かなバンド。この「ラザー・ビー」は、彼らのデビュー作『ニュー・アイズ』からカットされた曲で、本国UKをはじめとする5か国でNo.1を獲得、10か国以上でTOP10入りを果たす大ヒットに至っている。また、日本の渋谷や新橋で撮影されたPVも話題を呼んでいて、今後日本でも注目されそうだ。