元BiSテンテンコ ユニット&ソロ曲初披露 向井秀徳とデュエットも
元BiSテンテンコ ユニット&ソロ曲初披露 向井秀徳とデュエットも

 横浜アリーナでの【BiS解散LIVE BiSなりの武道館】にて解散した異端児アイドルグループ BiS。殺し屋担当として奔走したテンテンコが、9月12日 SHIBUYA THE GAMEにて初自主企画イベント【ブタゴリラ vol1】を開催した。

【ブタゴリラ vol1】キュートなライブ写真一覧

<向井秀徳に手を取られ「貴様に伝えたい 俺のこのキモチを」>

 事前のインタビュー(http://bit.ly/1wgSQGk)で「イベントに来てくれれば、私が今後やりたいことは分かると思います。黙って観に来いっ!」と語っていたテンテンコ。直接キャスティングした出演アーティストは猛者かつ曲者ばかりとなっており、序盤のju seiからBELLRING少女ハート、豊田道倫と、超独自路線のアクトで異様な空気を生んでいく。また、向井秀徳アコースティック&エレクトリック登場の際には、最後にゲストボーカルとしてテンテンコ自身も登場。ほろ酔いの向井に手を取られる形で「貴様に伝えたい 俺のこのキモチを♪」と、ZAZEN BOYSの名曲「KIMOCHI」を2人で歌い上げた。

<中学時代の同級生とのユニット登場 シュールな世界観で>

 イベント終盤では、中学時代の同級生 滝沢朋恵とのユニット フロリダのメンバーとして出演。電子機材やケータイ電話をいじりながら、オールディーズかつアンビエントなテクノポップを歌い、そのシュールな世界観は「もうBiSじゃないんですよ、私もみんなも」「私はね、ただね、やりたいことをやるだけなんですよ」というテンコの言葉を思い出させるのに十分だった。自身が面白いと思えるかどうかでしかない価値観が全開で反映されたアクト。それに唖然とする人もいれば、共鳴して喜んでいる人もいる。テンコのイベントらしい光景が広がっていく。

<まだ名のない、初のソロ曲を披露。ファンからの誕生日プレゼントも>

 最後にひとりで登場したテンテンコは「BiSを解散してから1人になったはいいものの、いろいろ大変なことも……。でも今日みたいな素敵なイベントを出来たことがとても嬉しいです」と挨拶しつつ、まだ名のない、初のソロ曲を披露。こちらはポップでキャッチーな80'sディスコチューンとなっており、彼女の可愛らしいビジュアルやキャラクターにぴったりのナンバー。リリース情報等は発表されなかったが、聴きたい人は今後のテンテンコ出演のイベントに期待しよう。

 終演後、自身のブログ(http://amba.to/1uCX3oD)にも「とってもとっても大変だけど、やみつきになりそうだったり...このままvol.2、3と続けていけたら良いなぁなんて思いました」と綴っていたテンテンコ。まだまだ始まったばかりのソロワークにぜひ注目してほしい。

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:岩澤高雄