オルタナティブ・ロック・バンドのフェイス・ノー・モアが、18年ぶりにニューアルバムを制作することが明らかになった。

 バンド創設メンバーでありベーシストのビリー・グールドがローリング・ストーン誌に話した内容によると、同アルバムは自主制作といった形で2015年4月のリリースを仮予定しているとのこと。バンドが所有するReclamation Recordsが出版し、流通はフロントマンであるマイク・パットンのIpecac Recordingsが行なうという。

 同アルバムはフェイス・ノー・モアにとって、1997年のアルバム『アルバム・オブ・ザ・イヤー』ぶりの7枚目のスタジオ・アルバムとなる。

 なお、リードシングル「Motherfucker」が11月28日に7インチの限定盤としてリリースされる予定で、B面にはエレクトリック・アートポップ・デザイナーのJ.G. Thirlwelによるリミックスが収録される。デジタルでの販売開始は12月9日とのことだ。彼らは今年の夏、ヨーロッパでの野外ステージを2回行なっており、そのうちの一つだった7月4日のロンドンのハイド・パークにて同曲は初披露されている。

 フェイス・ノー・モアはオーストラリアで行われる【Soundwave Festival 2015】にヘッドライナーとしての出演が決まっている他、2月と3月の4都市での公演ではオーストラリアのオーディエンスに新曲の数々を披露することだろう。

 なお、グールドはニューアルバムについて、「大きな空間と視野が広がる作品になりそうだ。とても広いステージ空間にいるようなね。だけど、これらは既に俺達がやってきたことだと分かっている。確実に言えることは、思いのままにやっているということだね」と話している。

 前のレーベルとの契約満了に伴いインディーズでのリリースを選んだフェイス・ノー・モア。グールドは自分たちのペースで作業ができることに喜びを感じているようだ。

 1998年に解散したフェイス・ノー・モアは、2009年にステージ復帰しライブ・パフォーマンスを披露している。