マジック!「ルード」が4週連続全米No.1を獲得
マジック!「ルード」が4週連続全米No.1を獲得

 マジック!の「ルード」が4週目のNo.1獲得を果たした8月16日HOT100チャート。

 夏本番を迎え、レゲエ・チューン「ルード」の勢いもますます加速している。アメリカに続き、UKでも首位を獲得、オーストラリアやニュージーランドでは2位と全世界で大ヒット。RIAAの認定でも2ミリオンを獲得し、セールス、エアプレイともに絶好調だ。

 その勢いに迫るのが、サム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー」。TOP3入りを果たした先週から、ワン・ランクアップして2位まで到達した。こちらも、先立ってUKではNo.1を獲得し、カナダやアイルランドでも首位に、セールスも「ルード」と同じく、200万枚を突破している。TOPとの差はわずかで、まもなくマジック!から、首位の座を奪うだろうと予想されていて、初のNo.1獲得にも期待がよせられる。
その「ステイ・ウィズ・ミー」が収録されたデビュー・アルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー』も、未だ7位にランクインするロングヒットをみせていて、アメリカだけで20万枚、UKでは30万枚を早くも突破した。

 3位にダウンしたイギー・アゼリアとともに、「プロブレム」(今週5位)を大ヒットさせたアリアナ・グランデと、新作が間もなくリリース予定のニッキー・ミナージュ、それからジェシー・Jという昨今の音楽シーンを賑わす女性シンガー3人でコラボレーションした、「バン・バン」が6位にデビュー。アリアナ・グランデにとっては、アイドル的なイメージを覆す過激なリリックも話題を呼んでいて、制作予定のビデオも楽しみなところ。そのアリアナの「プロブレム」を手掛けたマックス・マーティンがプロデュースを務め、夏には強い“お祭りチューン”としても、人気を集めている。アリアナにとっては「プロブレム」に続く3曲目、ジェシー・Jは2012年に6位を獲得した「ドミノ」以来の2曲目、そしてニッキー・ミナージュにとっては、10曲目となるTOP10入りとなった。

 今週、もう1曲のTOP10入りを果たしたのが、先週の28位から8位へ一気にランクアップし、自身初のTOP10入りを果たしたミーガン・トレイナーだ。20歳の新人シンガーで、この「オール・アバウト・ザット・ベース」は彼女のデビュー曲となる。そのふくよかな体系を活かした、歌詞とダンスが女性を中心に火がつき、ストリーミングから大ヒット!また、60's風のレトロなサウンドも完成度が高く、このTOP10入りを機に、どこまでランクを伸ばすかにも注目だ。オーストラリアでは、すでに3位まで到達している。

 TOP10以下では、今週7位にランクインさせている「マップス」に続く、マルーン5の新曲「イット・ワズ・オールウェイズ・ユー」が45位にデビュー。5thアルバム『V』からの2ndシングルで、8月29日のリリースに向けてこれから大々的にプロモーションがはじまる。