プリンス、発売間近の新作には珍しいラップや“イケてないカップル”から影響された曲も
プリンス、発売間近の新作には珍しいラップや“イケてないカップル”から影響された曲も

 プリンスが間もなくリリースするニューアルバムには、リタ・オラによるラップをフィーチャーした曲や、ネット上で流行っている“#ThisCouldBeUsButYouPlayin(タンブラーやツイッターでイケてないカップルの写真に使用されるタグ)”からインスパイアされたバラードなどが収録されるという。

 ミネソタ・スター・トリビューンとの話で、プリンスは新作についてタイトルや発売日を明かさなかったものの、リリースをもたもたしている自身のレーベルに対してのフラストレーションを露わにしており、「No.1ソングやトップ10ソング、トップ40ソングの全ては、少なくとも誕生してから6か月のものだ。我々は音楽を作って直ちにリリース出来てしかるべき」と語っている。

 なお、先日の午前1時にプリンスの要請を受けた彼のスタッフから電話があり、新曲を聴かされたというジャーナリストのジョン・ブリームによると、中には「レアなラップ・ソングで、そのラップ通り攻撃的で驚異的な音楽だった」と述べるオラとの曲が含まれていたそうだ。

 また、プリンスは「ディス・クッド・ビー・アス」というバラードについて、1984年の映画『パープル・レイン』での、“#ThisCouldBeUsButYouPlayin”を具現化したアポロニアと自身がオートバイに乗る姿からインスパイアされたと説明したという。ブリームによると、「プリンスの最高の歌が聴ける楽しいバラード」とのことだ。

 プリンスがニューアルバムをリリースするのは、2009年に米ディスカウント・チェーン店“ターゲット”限定でリリースし、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場2位をマークした『LotusFlow3r』以来となる。なお、彼のバンド、サードアイガール(3rdEyeGirl)とのアルバム『プレクトラム・エレクトラム(Plectrum Electrum)』は、今年早々に発表があったものの未だリリースされていない。