今年最高初動枚数を獲得し、コールドプレイが全米アルバム・チャート堂々の1位に
今年最高初動枚数を獲得し、コールドプレイが全米アルバム・チャート堂々の1位に

 2014年度の最高初動枚数を獲得し、コールドプレイの新作『ゴースト・ストーリーズ』が堂々の首位デビューを果たした、6月7日アルバムチャート。

 2014年のチャート区分としては、昨年末にリリースされた、ビヨンセの61万枚という高セールスがあるが、今年に入ってからリリースされたアルバムとしては、最高枚数となる383,000枚を獲得し、No.1デビューを果たしたコールドプレイ。本作は通算6作目のスタジオアルバムで、UKではデビューから6作連続、アメリカでも、4作連続での首位獲得となり、オーストラリアやカナダ、フランス、ドイツと10か国以上でNo.1デビューを果たし、iTunesチャートでは、世界100か国以上のチャートで首位に輝いた。iTunesでのプレオーダー含め、テレビ出演や特番など積極的にプロモーション活動を行い、先週は14位に「マジック」、29位に「ミッドナイト」がランクインするなど、先行シングルの売上げや視聴回数も好調だった。ジャパン・チャートでも上位ランクインは間違いなく、6月にはプレミアム公演が予定されていて、来日することが決定した。

 王者コールドプレイには届かなかったものの、21万枚と高セールスをマークして、2位にデビューしたのはブラントレイ・ギルバート。男臭さを漂わせる、ザ・カントリーシンガーと呼ぶべく風格で、29歳とはおもえない貫禄とその実力が、全米をわかせている。本作『ジャスト・アズ・アイ・アム』は彼の3作目となるアルバムで、初のTOP3入り、カントリーチャートでは初のNo.1を獲得した。先行シングルとしてリリースされた「ボトムズ・アップ」がカントリー、エアプレイ両チャートで首位に輝いたことで注目が集まり、また、バイクのハーレーダビッドソンのタイアップになったことが、ヒットの大きな要因だろう。

 7位には、昨年「ホーム」で大ブレイクを果たした、フィリップ・フィリップスの2ndアルバム『ビハインド・ザ・ライト』が初登場。ミリオンセールスを記録したデビュー作に続き、2作連続でのTOP10入りと安定した人気を誇っている。

 今週、「ファンシー」で初のNo.1を獲得したチャーリー・XCXや、エド・シーラン等をフィーチャーした映画『ザ・フォルト・イン・アワ・スターズ』のサントラ盤は、続く8位に。本作はジョン・グリーンの小説がベースとなっている映画で、6月6日に劇場公開予定。サントラからエド・シーランが歌うリード・トラック「シング」は、「ハッピー」が大ヒット中のファレル・ウィリアムスがプロデュースが務め、今週13位まで上昇している。