ジェイ・Z、マスター音源を盗んだとされるエンジニアを告発せず
ジェイ・Z、マスター音源を盗んだとされるエンジニアを告発せず

 ジェイ・Zの盗まれた古いマスター・レコーディング音源集を警察が押収したと伝えられてからおよそ1か月、ジェイ・Z陣営はエンジニアのChauncey Mahanに対して強奪罪での告発はしないとのことだ。米ゴシップサイト“TMZ”が伝えている。

 Mahanは4月、2000万ドル(約20億円)相当となる2002年までのレコーディング音源を金銭要求のために盗んだとし、警察に拘留された。ロサンゼルス市警察は、詳細調査が行われるまでこの音源を預かっていたという。

 ジェイ・Z陣営が告訴しないことになった今、調査は終了となり、民事裁判官が介入するまで音源は保管され続けると法執行機関が“TMZ”に語っている。

 Mahanはレコーディング音源の窃盗罪を否定していた。

 このニュースが明るみに出た直後、プロデューサーのジャスト・ブレイズがMahanの過去の過ちについて、「Chaunceyは相変わらずだった。ヤツがデュロに詰め寄り喧嘩したがった日のことは決して忘れないぞ(笑)。コイツはダイナスティ・アルバム(『ザ・ダイナスティーロッカ・ラ・ファミリア』)用に送ったテープを全て台無しにしたんだ」と(ピッチフォークを介し)ツイッターに綴っていた。