“ファンが呼んだ”サン・シスコ待望の来日公演レポート 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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“ファンが呼んだ”サン・シスコ待望の来日公演レポート

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“ファンが呼んだ”サン・シスコ待望の来日公演レポート

“ファンが呼んだ”サン・シスコ待望の来日公演レポート

 オーストラリア西海岸フリーマントル出身の4人組インディー・バンド、サン・シスコが3月18日に東京・渋谷TSUTAYA O-nestにて初来日公演を開催した。


 この公演は昨年10月にローンチした新ウェブサービス“Alive”からの企画で実現したものだ。“Alive”はでのファン投票により実現したもの。来日公演を希望する海外アーティストがライブ・プロジェクトをサイトに掲載、ユーザーが“チケットを予約”する形でそのプロジェクトへの「支援」を集め、その数が目標数に達成した時点で来日公演が実現するというサービスだ。第1弾となる今回はもちろん、チケットはソールドアウト、追加公演も決定するほどの盛り上がりを見せている。


 この日、サポートアクトとしてCzecho No Republicが出演。「今日は楽しんでって下さい。僕らもこのあとみなさんと一緒にライブ楽しみます。」と語り、一音一音を楽しんで演奏しむ彼らの姿は正にハッピーそのもの。時にキュートに、時にエモーショナルに(Gt.砂川が眼鏡を飛ばすほど)。メンバーと共にフロアが揺れ、会場の熱気をしっかり上げて次へつなげた。


 機材のセッティングが終わると、サウンドチェックでメンバーがサラリと登場。フロアから声援が送られる中、軽く楽器や出音の具合を確かめると一旦ステージを降りた。そこからしばらく経った後、照明が暗転すると、アレステッド・ディベロップメントの「ピープル・エヴリディ」をSEにメンバーが改めて登場。先程よりもっと声援は大きくなり、メンバーも嬉しそうな表情。ライブは「ロケット・シップ」からスタート。バンドの紅一点である美少女ドラマー、スカーレットの軽やかなドラムを軸にローファイなガレージサウンドは、4月上旬ほどに気温が上がった東京の夜に爽やかな風を吹かせる。先日国内盤もリリースされたデビュー・アルバムから次々とパフォーマンス。どの曲も3分程度なので、ノリやすく分り易い。


 早耳な音楽ファンが集まっているだけあって、曲紹介やイントロで沸く。“ユーザーが観たいアーティスト”を投票して決まったライブなのだから当然かもしれないが、これこそ“待望の来日公演”だ。彼らが注目を集めた「オークワード」で更にフロアはヒートアップ。終盤にはダフト・パンクの「ゲット・ラッキー」まで披露。メンバーの演奏は特筆するほどの巧さはないが、そうでなければこのグルーヴは生まれないだろう。キャッチーなメロディを生み出すセンスとノリがあれば十分なのだ。彼らは合計16曲を披露し、オーディエンスたちを熱狂の渦に導きステージを後にした。終了後もアンコールの拍手が鳴り止まなかったが、再び現れることはなかった。“アルバム収録曲ほとんどやったし、もう曲ねーよ。”ということかもしれないが、それもまた潔くて好印象。

Photo:Masumi Kojima


◎サン・シスコ初来日公演
2014年3月18日(月)東京・渋谷TSUTAYA O-nest Set List
01.Rocket Ship
02.Lyall
03.Stella
04.Hunter
05.Wild Things
06.Metaphors
07.Reckless
08.Golden Revolver
09.Intro
10.Girls Do Cry
11.Awkward
12.Nepal
13.Fred Astaire
14.Beach
15.Get Lucky
16.No Friends


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