女王ビヨンセから全米No.1を奪ったのは“雪の女王”
女王ビヨンセから全米No.1を奪ったのは“雪の女王”

 電撃リリースから3週連続No.1をキープしていたビヨンセにかわって『アナと雪の女王』のサウンドトラックが新たなNo.1に輝いた1月18日アルバムチャート。

 昨年、12月14日付で18位に初登場し、映画のヒットを受け順調にセールスを伸ばし、2週目でTOP10入り(10位)、先週4位まで上昇し、登場6週目で165,000枚を獲得してNo.1に到達した。サウンドトラックの大ヒットは、遡ると数え切れないが、アニメ映画によるNo.1獲得は『ライオン・キング』(1994年)、『ポカホンタス』(1995年)、『おさるのジョージ』(2006年)に次ぐ4作目で約8年ぶりの獲得となる快挙。ゴールデングローブ賞にもノミネートされ、映画興行収入も300億を突破している。

 惜しくも2位に後退したが、4週目で13万枚と高セールスをマークしているビヨンセの『ビヨンセ』は、間もなく150万枚に到達、そして3位に停滞中のエミネム『ザ・マーシャル・マザーズLP2』は、170万枚を突破した。音楽業界全体が不況と言われる最中、トップスターの貫禄を見せる両者とも今年の年間チャート上位は間違いないだろう。

 「ロアー」が13年度年間10位を獲得し「ダーク・ホース」もTOP10入りを果たしたケイティ・ペリーの『プリズム』は4位に、「ロイヤルズ」が9週のNo.1をマークしたロードの『ピュア・ヒロイン』が続く5位、「デモンズ」が今週10位にランクイン中のイマジン・ドラゴンズは、2013年の年間3位と大健闘した「レディオアクティヴ」含むデビュー作『ナイト・ヴィジョンズ』が10位にランクインしている。

 彼らは、第56回グラミー賞授賞式に出演することが先日発表され、ケイティ・ペリーは「年間最優秀楽曲」「最優秀ポップパフォーマンス」の2部門、ロードは、「年間最優秀レコード」、「年間最優秀楽曲」主要2部門と、「最優秀ポップパフォーマンス」「最優秀ポップアルバム」の計4部門にノミネートされている。イマジン・ドラゴンズは、「最優秀レコード賞」にノミネートされ、受賞前の発表の段階で、既にセールスが伸び始めている。毎年、グラミー賞授賞式後には、それぞれのアルバムが大きくセールスを伸ばすため、今年も2月はグラミー賞授賞作品が上位を占めることは間違いないだろう。

 グラミー賞は現地26日、日本では1月27日午前9時から、WOWOWプライムで生中継される。