【図】経済ショックと景気(内閣府国民経済計算より)
【図】成熟社会への転換点(内閣府国民経済計算および日銀統計より)成熟社会では、金融政策の効果も成長社会とは違ってきます。それを如実に示すのがこのグラフです。横軸は日銀のお金の発行量。つまりお金をどのぐらい世の中に供給しているか。 縦軸は一つが実際の経済活動を表す実質GDPと、もう一つは物価水準です。グラフを見ると、どちらの曲線も1990年代半ばに突然、曲がり方が変わっています。グラフの左端のあたりではお金が増えると物価が上がり、経済活動も増えるという形になっています。ところが1990年代以降、その連動性は止まってしまいました