キューバ国旗を携え、革命広場で記帳の順番を待つ人々。午前9時の開始前にはすでに千人を超え、警察が出動して付近の道路の交通規制にあたっていた
市内の新聞売り場に集まる市民。新聞の到着が遅れていたらしい。「テレビを見たけれど、やっぱり新聞を読みたいんだよ」と初老の男性は語った
26日付の共産党機関紙「グランマ」は、8ページ全面モノクロ紙面で弔意を示した。カストロ氏の死去と葬儀などの日程、彼の足跡をたどる記事で埋め尽くされた
サングラスを外して涙をぬぐう女性。声を上げて泣く人の姿はなく、声を押し殺すように、静かにおえつをもらしていた
革命広場の人の波は、夜になってもひかなかった。「あと何時間待つのですか」「さっぱりわからないけれど待つよ。フィデルに直接、別れを告げたいんだ」