VR認知症プロジェクトの様子(提供写真)
六車由実(むぐるまゆみ)/ 1970年生まれ。民俗学者、介護福祉士、社会福祉士、大阪大学大学院博士(文学)。東北芸術工科大学芸術学部准教授を経て現職。2012年刊『驚きの介護民俗学』(医学書院)で第2回日本医学ジャーナリスト協会賞大賞受賞。
小規模デイサービス「すまいるほーむ」(提供写真)
下河原忠道(しもがわらただみち)/ 1971年生まれ。現在は石垣島を拠点に活動中。薄板軽量形鋼造の構造躯体販売、高齢者住宅(2022年度グッドデザイン金賞を受賞)の運営、VR認知症体験会の全国展開、VRを活用したダイバーシティー研修、ホテル開発などを行う。
映画「PLAN75」(2022年6月公開、早川千絵監督) 社会保障費が政府の財政を圧迫し、少子化と超高齢化が同時に進み、働き手が高齢者を支えきれず医療保険と介護保険が破綻寸前になった。そこで、国が「プラン75」という、75歳以上には自らの最期を選ぶ権利を認め、その意思を支援する制度を始めた近未来を描く。 78歳の主人公・角谷ミチ(倍賞千恵子)は夫と死別し、仕事をしながら一人で暮らしてきた。しかし、友人を亡くし、職場を追われ、家も失うことに。失意の中、次第に「プラン75」に引き込まれ、申請する。制度を支えるために働く若手と当事者の高齢者は、それぞれどのように考えて生きていくかをリアリティーあるフィクションで描く。(2月17日からPrime Videoで独占配信)(c)2022『PLAN75』製作委員会/Urban Factory/Fusee