江戸城内堀を前景にして日比谷通りを走る都電を狙った一コマ。夏の陽を浴びたルネサンス様式の「帝国劇場」と「東京會舘」の威容が明治の余韻を伝えてくれた。日比谷公園~馬場先門 (撮影/諸河久:1963年8月18日)
内堀の様子は十年一日のように変わらないが、都電の消えた街並みは大変貌を遂げていた19年後の定点撮影。(撮影/諸河久:1982年11月28日)
残暑の中、前窓をいっぱいに開けて終点日比谷公園にラストスパートする25系統の都電。帝劇前は入場を待つ人々で賑わっていた。馬場先門~日比谷公園 (撮影/諸河久:1963年8月18日)