「6月、白夜の沈まぬ太陽が北の地平線に隠れた。1時間もすればまた顔を出すだろう。南を振り返ると、満月がジャコウウシを照らしていた」(佐藤さん)
「稜線に張った私のテントを怪しく思ったのだろう。1頭のオスのカリブーがこちらを観察した後、飛ぶように急斜面を下っていった」(佐藤さん)
「23時ころ日が沈み、引き潮の浅瀬を歩いてグリズリーの親子がねぐらへと帰る。寝る前に授乳という仕事が待っている母グマの足取りはやや重そうだ」(佐藤さん)
「周囲100キロ以上にわたって誰もいない空間に咲くチョウノスケソウ。これが、はるか昔から繰り返されてきた光景なのだ」(佐藤さん)