ひょうたん桜(高知県仁淀川町)。冬の桜と対面するために、厳寒期の西日本を旅する。高知県に入ったとたんに雪空がひろがり間もなく牡丹雪が降ってきた。この土地は桜という地名■ペンタックス645・smcペンタックス645 75ミリF2.8・トライX
南相馬からいわき市にかけて、冬の海岸の撮影をしているところへ雨に雪が混じり始めた。震災からの復興が遅れる海辺の町から三春へ移動。薄暮の里が雪に沈んでいった。福島県三春町■ペンタックス645・smcペンタックス64575ミリF2.8・トライX
駒つなぎの桜(長野県阿智村)。その昔、源義経一行が奥州に下る途路に、このエドヒガンに馬をつないだという伝説がある。かつて東山道(あづまのやまぢ)といわれた官道が通っていた場所に桜がある。近くの神坂峠は東山道一の難所であったという■ペンタックス645・smcペンタックス645 75ミリF2.8・トライX
常照皇寺の九重桜(京都市右京区)。京都における国の天然記念物に指定されている桜はこの一本のみ。大雪の日、住職に撮影を願い出ると「新雪に足跡をつけないならよろしい」と許された■ペンタックス645・smcペンタックス64555ミリF2.8・トライX
又兵衛桜(奈良県宇陀市)。日本海を東進してきた雪雲が室生の里に雪をもたらす。風の強い日であった。雪が舞い上がる■ペンタックス645・smcペンタックス645 120ミリF4 Macro・トライX