【基本的な画面構成は継承】メーカー純正のRAW現像ソフトとしても採用されているので、すでに使ったことがある人も多いだろう。画面構成は一般的なもの
室内の雰囲気を生かすためにアンダー気味に撮影したことで、暗くなった花と花瓶の部分を補正した。円形フィルタは、被写体に合わせて形状と角度を自由に変えられる。「部分補正フィルタの強調表示」をオンにすると、指定した範囲がオレンジ色に表示される。フィルタのエッジを調整する「ぼかし量」「色相」「彩度」「明度」「コントラスト」「ホワイトバランス微調整」が調整できる
手前にある森が暗くツブれ気味で、はっきりしないディテールを「段階補正フィルタ」で補正する。3本の平行線が表示されるので、外側の2本を動かして範囲を指定する。調整できる内容は「円形フィルタ」と同じ。鉛色の曇り空の明暗と階調を維持しつつ森の部分を明るくできる
背景をボカして鉢植えの花を強調するよう撮影した。一般にこのままシャープネス処理をすると、ボケの部分はザラついて見苦しくなる。「ナチュラルシャープ」なら、ボケをどのくらい保護するか指定でき維持できる
カラフルなアロハシャツを撮影したが、コントラストが低くメリハリに欠けている。「輝度トーンカーブ」でコントラストを高くした。処理前と処理後の画像を見てわかるように、画像全体の彩度は維持できている