レンズ構成はDP3メリルの50mmと同じ。絞り開放からシャープだが、高画素センサーの画力も加わり遠景なら絞りf8くらいまでがとてもオイシイ描写性能を発揮し、画面に奥行き感をもたらす。dpシリーズ共通のフードに加え、dp3クアトロ専用のエクステンションフードを組み合わせれば(別売、セットで税別4000円)かなり長くなり効果も高い●絞り優先AE(絞りf8・1/1250秒)・ISO100・AWB・RAW
コンバージョンレンズ(FT-1201、標準価格税別2万3000円)を組み合わせれば、開放絞りF2.8のまま焦点距離が1.2倍の60mmになる。大きさΦ70×54.9mm・重さ275gとやや重めなうえ、フィルターネジに装着するため、慌てるとうまく入らず手間取ることも。金属鏡胴は滑りやすくラバーかシボ革を巻きたくなる。Φ67mm径のネジが切ってある。3群4枚構成
テレコンを装着しても毛一本一本を緻密に再現する50mmレンズの描写力が損なわれることはない。ただし、ボケ味に関してはレンズ単体よりも二線ボケがほんの少し目立ってくる。テレコン使用時のレンズフードは用意されておらず、直接太陽光がレンズに当たる状況では何度かフレアが発生した●絞り優先(絞りf2.8・1/1250秒・+1補正)・ISO100・AWB・RAW
ファインダールーペの歪曲収差のため液晶画面がわずかに歪曲するが、実用上はほとんど問題ないレベルだ