加藤一二三(かとう・ひふみ)/1940年、福岡県生まれ。54年、当時史上最年少の14歳7カ月でプロ入り。60年、20歳で名人戦七番勝負に登場。82年、3回目の挑戦で名人を獲得。タイトル獲得は8期。九段。2017年1月に史上最年長棋士となり、史上最年長勝利も記録。同年6月に引退。2505対局、1180敗は歴代1位、1324勝は歴代3位。藤井聡太四段のデビュー戦での、62歳6カ月差対決も話題になった。「神武以来の天才」「1分将棋の神様」などの異名をとる。(撮影/写真部・岸本絢)