カンニング竹山
最近はペースがちょっと減って2カ月に1回ぐらいしか行けていませんが、本当は月に1回ぐらい行きたい。時計を忘れる時間というか、何も無いところで飯食ってボーッと自然に入り込むっていう感じが大人キャンプだとできますね。
ただ、問題なのはその裏には面倒なこともある。1番嫌な時間は設営と撤収なんですよ。キャンプ雑誌とか特集を見ていて、みんな騙されるなと思うのは、男2人と女2人の仲良しチームがオシャレな服を着て、オシャレな車に乗ってキャンプに行って、最近出たオシャレなイスとテントで、素敵な料理を作っているわけですよね。でも、その料理を作るためにはスーパーでこのぐらいの食材を買わなきゃいけないなとか、肉が余っちゃうなとか考えちゃうんですよ。「クーラーボックに入れれば安心！」とか書かれているけど、それもクソ高えな！って思ったり。
それに特集って、夜は焚き火をやって、ワインを飲みながらこんなにキレイなリビング作って楽しいですよってところで終わっちゃうんです。
でも現実は、次の日の朝が来るんですよ。外に出しているものは泥で汚れて、食べ物を片付けていないと蟻が集っていることもあるし、キャンプ場も午前11時とかチェックアウトの時間があるので、それまでに撤収しないといけないんですよ。みんな前の日は風呂も入っていないから、髪も脂ぎって汚い感じだし、撤収で泥だらけで、もうボロボロなんですよ（笑）。帰ったら、道具を洗わなきゃいけないし。
そこを特集には載っけてくれないからね、想像してなかった！って人もいると思うんですよね。どんなオシャレなイスも泥で汚れますから。オシャレな焚き火台も朝になったら炭捨て場に行って、手が真っ黒になったりしますからね。だからグランピングが流行ったんだろうなと思います。
そんな僕も、初めは調子こいて旗とか飾ってましたよ。けど、あんなのやると次の日の撤収がまた大変ですから。あれはインスタに写真載せたいためだけにやるものですね。
カンニング竹山
しいたけ.
西崎彩智
ジェーン・スー
