ゴールデンウイーク中にキャンプ場に出かける家族連れは多いだろう。テレビ番組の収録をきっかけにキャンプにハマったというお笑い芸人のカンニング竹山さんが「たまんない」ともらす、自然の中を楽しむ究極の方法を伝授する。
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キャンプをする人の大多数は、子どものためにやるファミリーキャンプですよね。僕も知り合いの子どもを連れて毎年行きますけど、小学校の高学年ぐらいでもテントを張るのを教えたりすると楽しそうに手伝っていますよね。翌朝、「お前寝られなかっただろ?」って聞くと、子どもたちには眠りやすいかどうかなんて関係ないみたいで、初めての空間がとにかく楽しいんですって。川で遊ぶのも、火を炊いてご飯を作るのも、テントで寝るのも。
キャンプ場にいる子どもはみんな楽しそうで、それがファミリーキャンプの醍醐味ですよね。子どもがいるならキャンプに連れてってあげると、子どもの成長にはいいかもしれないなと思いますね。
僕がキャンプをするようになったのは2、3年前。(木梨)憲武さんと藤井フミヤさんとヒロミさんがやっているフジテレビの番組があって、キャンプ場でのエンディングに芸人何人かで出たんです。一般のお客さんもいる場所だったんですが、昔、子どものときに見たものと色もデザインも全然違うテントがいっぱいあって、何だこれ!?って驚いたんですよ。
ココリコの遠藤(章造)さんも一緒にいたんですけど、一般のお客さんに「このテントどうなっているんですか?」とか聞きに行ったんですよ。ご夫婦でゴールデン・レトリバーも連れていた方でしたけど、「いまのキャンプはこうやるんですよ」って教えてくれて。そのときに遠藤さんが僕に「たけちゃん、もしかしたら本当の勝ち組ってこういうことかもしれないな」って言い出して、「本当にそうですよ、海外のホテルでスイートルームとかそういうことじゃないですね!」、「人生の余裕ってこういうことやな」、「そうですね」って話したんですよね。