「向井理(36)です。2012年に放送されたドラマ『ハングリー!』(フジテレビ系)でフレンチのシェフを演じていましたが、自身のブログによると、劇中で登場する料理は自分で作っていて、料理教室にも通い勉強していたとか。さらに、ドラマとコラボしたレシピ本を発売し、発行部数14万部を超える大ヒットとなりました。料理は下ごしらえや味付け、盛り付けなど丁寧さや繊細さが必要な作業です。そんな一面は、役作りにも生かされ、結果、良い仕事に繋がっているのだと思います」

 一方、芸能リポーターの川内天子氏は、俳優が料理が上手な理由をこう分析する。

「料理好き俳優と言えば、速水もこみち(33)でしょう。デビュー後、仕事が激減した時期があり、その時に好きな料理にのめり込んでレシピをたくさん考えた。ある日、テレビのプロデューサーにそのレシピ集を見せたところ、驚かれて、朝の番組の料理コーナーに抜擢されたという経緯があります。また、高橋一生の場合、母親に3回の離婚歴があるなど、複雑な家庭に育っており、年の離れた異父兄弟のオムツ替えまでしたりとまさに母代わりだったそうです。そこで必然的に料理作りがうまくなったのでは。向井理も、下積み時代に6年間もバーテンダーをしていて、料理の腕はその時期に磨かれた。料理好きな俳優や男性アイドルは多いですが、必然的に料理をせざるをえない状況に置かれた結果、腕があがったという人も多いのです」

 料理が得意な男性は手際が良く手先も器用で、「そこに色気を感じる」と言う女性も少なくない。そのセクシーさも人気の理由なのだろう。(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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