「高校生の頃にサッカーを始めた大杉さん。サッカーに詳しいことはもちろん、地元のJ2徳島ヴォルティスの熱狂的サポーターとしても知られていました。しかも、芸能人だからといって特別な席で観戦するのではなく、スタンドに行き1人で純粋に声援を送っているんですね。そんな姿を目撃した人も多く、『サポーターの鑑』とサッカーファンたちから尊敬されていました」
テレビ番組でサッカーについて語ることもあったが、仕事としてではなく一個人として心からサッカーやチームを愛していたのだ。
「猫好きとしても有名でした。長期のロケに出かけた時は、飼い猫のことが気になって1日に1回は家に電話をしていたとか。それで、スマホに送られてきた猫の写真を見て元気を出していたそうです。見た目はコワモテですが、そんな人間味溢れる性格ゆえ、大杉さんは人を惹きつける磁力を持っていましたね。だからこそ、これだけ多くの人が悲しんでいるのでしょう」(前出の記者)
確かな演技力と温かい人柄で愛されていた大杉漣さん。ドラマ、映画界だけでなく芸能界全体にとっての損失だろう。心から冥福をお祈りしたい。(ライター・丸山ひろし)