「東京外国語大学出身の鈴木ですが、初めての海外は小学2年生の時に家族で行ったロサンゼルス旅行。『好きなことをやれ』という自由な考え方の父親で、高校1年生の時に1年間、米オクラホマ州に留学させてもらったそうです。さらに、世界遺産を紹介するテレビ番組が大好きで、次第に自身も世界遺産に詳しくなり合格率約20%といわれる世界遺産検定1級を取得。もちろん、検定に合格するため、仕事の合間や夜通しファミレスにこもって猛勉強をしたそうです」

 現在のマッチョな体形からコツコツと勉強している姿はあまり想像できないが、“文武両道”でクレバーな俳優なのだ。 

「サービス精神も旺盛で、手品をして周りの人に喜んでもらおうとトランプを常に持ち歩いていた時期もあり、実際、テレビ番組でトランプマジックを披露したこともあります。選んでもらったカードをトランプの真ん中に戻して、指を鳴らすとそのカードが山の一番上に上がってくるという手品で、なかなかの腕前でしたよ。鈴木の場合は、そんな人間性や教養が備わっているので、肉体美を見せつけても全く下品ではないですよね。鍛え上げられた身体が注目をされますが、それ以上に鈴木から醸し出される上質な色気が視聴者を魅了しているのでしょう」(前出の編集者)

 相撲シーンが話題になった「西郷どん」第5話は、平均視聴率が15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し番組最高を更新。物語の展開だけでなく、鈴木の肉体美も視聴率を左右する要因になっているのかも。(ライター・丸山ひろし)

著者プロフィールを見る
丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

丸山ひろしの記事一覧はこちら